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還暦で起業、ネットで保険料を半額に

ライフネット生命の出口治明社長に聞く

2012年8月8日(水)

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 身近にいそうな優しいおじいさま――。こう言ったら失礼だろうか。ライフネット生命の出口治明社長の第一印象だ。

 日本を支える生命保険会社大手で長年培った経験からくる厚みなのだろうか。ゆっくりと、諭すように、短いセンテンスでお話する様子は、禅の世界に生きる方のよう。

 独立系インターネット生保で急成長を遂げているライフネット生命の創業社長だが、ベンチャー企業という響きとはなんとも対極の雰囲気だ。でも、切れ味は抜群。穏やかな表情でスパッと言い切る。

 「目標は?」

 そう尋ねると、「100年後、世界一の保険会社になること」という答えが返ってきた。

出口 治明(でぐち・はるあき)氏
1948年4月生まれ、64歳。72年京都大学法学部卒業後、日本生命保険相互会社入社。92年ロンドン事務所長、95年国際業務部長。2008年ライフネット生命保険会社が生命保険業免許を取得、代表取締役社長に就任。2012年東証マザーズに上場。著書に『直球勝負の会社』(ダイヤモンド社)、『生命保険入門 新版』(岩波書店)、『百年たっても後悔しない仕事のやり方』(ダイヤモンド社)など。

 「大きな夢ですね」と返すと、「普通の夢ですよ。会社を作るというのは赤ちゃんを産むようなもの。立派に大きく育てていきたいです。実は保険会社が日本に誕生したその100年後、日本の生命保険会社は世界一になりました。日本人がやってのけた実績が既にあるんです。100年後に世界一になるというのは夢ではなく、ライフネット生命の唯一の企業目標です」。非常に端的で明快な答えが返ってきた。

 「経営とは『断捨離』です。無駄なものを捨てる作業が大事。特に小さい会社は、人と同じことをやったらダメで、経営方針をしっかりすることが大事なんです」

大手のやり方は21世紀には通用しない

 人と同じことはやらない。なるほどその言葉通り、この会社がやっていることは従来には無かった手法だ。

 保険がとてもシンプルで分かりやすい。3つの種類の中から、ネットで選ぶだけ。しかも非常に簡単で、あっという間に手続きが終わる。ネットでいつでも入会できるとあって、夜中に自宅のパソコンで申し込む人が多いそうだ。

 「そもそも保険って最初はとてもシンプルだったんです。パートナーに何かあったらお金を払いますよ、病気で入院したら1日いくら払いますよ、とね。それがいつしか複雑で難しいものになってしまった。だから私は生命保険を原点に戻したかったんです」

 日本生命で自身の会社員人生の先が見えてきた時に考えた。20世紀後半の日本の繁栄期には、大手生保の売り方は正しかったが、人口が減っていく低成長の21世紀にはそのやり方は間違っている、と。

 「ライフネットの方が正しい道を歩んでいると言えます」

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「還暦で起業、ネットで保険料を半額に」の著者

佐々木 明子

佐々木 明子(ささき・あきこ)

テレビ東京アナウンサー

1992年テレビ東京入社。スポーツキャスターを経て、報道へ。2007年アナウンサーとして初めてニューヨークに赴任。激動の世界経済を伝え、現在は経済ニュース番組「MプラスEx」や報道特番などを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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