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V字回復に向け、“全社情報戦”に挑む

~パナソニック 「我々自身がクラウドのプラットフォーマーになる」

  • 谷島 宣之,中村 建助

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2012年8月20日(月)

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 パナソニックのCIO、福井靖知情報システム担当役員と、IT(情報技術)リサーチ大手、ガートナー ジャパンの日高信彦社長が、ビジネスイノベーションや情報活用について語り合った。福井氏は「これからは全社情報戦」と語り、顧客や顧客が持つ機器の情報を活用する仕組み作りに力を入れるという。

 前編では「色々な機器から生み出されてくる情報を活用する新しいクラウドサービスを創出したい。クラウドのプラットフォーマー(基盤事業者)にパナソニック自身がなる」というビジョンを巡る問答を紹介する。

(構成は谷島宣之=日経BPビジョナリー経営研究所研究員、中村建助=日経ビジネス副編集長)

日高:パナソニック、パナソニック電工、三洋電機の3社が1月1日に統合し、津賀一宏社長が6月末、登板されました。いよいよ、という時期ですね。

福井:オールパナソニックの経営をV字回復しなければいけない。これは全員の思いです。我々、情報システムを預かる部門も同じことを考えて行動しています。

日高:今の重要な時期に福井さんがフォーカスしたいトピックは何でしょうか。

福井:これからは「全社情報戦」だと言っています。やっていかなければならないところは全社情報戦を支える仕組み作りです。経営陣も各事業ドメイン(分野)の担当者も、情報を分析して活用していく。情報戦で戦わずして競争には絶対に勝てないと思っています。

福井 靖知氏
パナソニック 情報システム担当役員(CIO)
1979年松下電器産業入社。録音機事業部・情報機器本部の人事を経て、1991年本社情報企画部に異動。2001年より本社情報企画部長に就任し、中村改革と呼ばれた松下電器の経営改革をIT革新で支える。2005年に松下グループのグローバルIT構築・運用を担当するコーポレート情報システム社社長、2009年より情報システム担当上席理事、2011年から現職。
(写真:今紀之、以下同)

 色々な情報が世の中にあります。市場の実需情報だったり、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の中にある、通常だったら我々に届かないようなサイレントマジョリティーの声だったり。まだ明確ではないけれども、世の中でざわざわしている話も情報です。

 様々な情報をしっかり収集して、整理して、我々が目指すべき事業ドメインごとに事業の状況を示す指標、KPI(重要業績評価指標)を用意する。情報やKPIをマネジメント層と現場で共有できる仕組みがあれば、意思疎通が速くなり、情報やKPIを見て、マネジメント層と現場が一緒になって考え、アクションを取るという動きができる。

 仕組みが無かったら、お互いのことが良く分からないので「今どうなっているのか報告してほしい」とそれぞれの階層ごとに求めていくことになります。こうなると、色々な人がいて、情報を咀嚼したり、苦労して探したり、報告だけで手一杯になり、先に進めない。本来なら、次のアクションにかけるべきリソースが報告だけで費やされてしまう。

日高:こうならないように、福井さん言うところの全社情報戦を支える仕組みがいるわけですね。具体的にはどういうことをお考えですか。

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