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「八ヶ岳連峰型の人生観じゃないと、人生後半がさみしくなりますよ」

【特別対談】藤原和博×河合薫 人生80年時代のキャリアを考えます(第3回)

  • 峯村 創一

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2012年8月23日(木)

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 終身雇用、年功序列を柱とする日本型雇用制度が崩壊し、誰もが成長を実感して一様に幸福を追求することができなくなった現代。生活する困難さが増す中、平均寿命80歳超という長い人生をどう生きていくべきなのか。

 リクルートのフェローから転じて、東京都では義務教育初の民間人校長として杉並区立和田中学校の校長に就任し、様々な教育改革を実行。2008年から2011年にかけて大阪府知事特別顧問を務めるなど教育改革に奔走する藤原和博氏。

 国際線客室乗務員、テレビ朝日系「ニュースステーション」のお天気キャスターなどを経て健康社会学者に転じ、日経ビジネスオンラインで人気コラム「上司と部下の力学」を連載する河合薫氏。

 異分野に身を投じ続け、独自のキャリアを積み重ねてきた2人が、現代に求められるキャリアのあり方について論じ合う。3回目の今回は、河合氏が人生の後半戦を勝ち残るために必要な3つの鉄則を挙げ、藤原氏は明治時代から続いてきた「富士山型の一山主義」に代わる新たな人生観を提示する。

(構成は、峯村 創一=フリーライター)

(前回の「大切な局面では計算せずにイチ、ニのサンで飛び込め!」から読む)

藤原:河合さんの新刊『上司と部下の「最終決戦」』のサブタイトルは「勝ち残るミドルの“鉄則”」ですね。ミドル、すなわち40代が上司と部下の最終決戦だとすれば、何が勝ち残る鉄則ですか? 3つほど挙げてください。

河合:第1は、「部下の傘になれ」です。この背景には、生き残るために必要なのは、「自分が強くなる」ことではなく、「強くなれる環境を作る」ことだとする健康社会学の考え方があります。環境を強くすることによって自分も強くなれると。

 困難やストレスは人生の雨です。雨の降り方がものすごく強くて、自分だけの傘ではどうにもならない時に、「すみませんが、傘を貸してもらえませんか」と、傘の貸し借りができる人がいたら、どんなに心強いでしょうか。

 傘を借りるといっても、それはおんぶに抱っこしてもらうわけじゃない。傘は自分の手でちゃんと持つ。でも、持ちきれないからちょっと手を添えてもらう。雨の中でも自分で一歩踏み出す。でも、自分だけじゃなかなか踏み出せないから、ちょっと背中を押してもらう。つまり、傘の貸し借りをするというのは、人生の伴走者を得るということなんです。

 そういった心と心の距離の近い環境を作っていくことが、自分も含めて強くなっていくことにつながります。「このメンバーと一緒なら、自分も踏ん張ってみよう」と。そう考えられる環境を作ることが大切なんです。だって、「強くなれ!」と言われるだけじゃ、なかなか強くなれませんよね。ですから、部下が土砂降りの雨の中にいる時に傘を差し出せる上司になることが、第1の鉄則だと思うんですね。

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