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「人生の前半で沈んだ経験は、後半生で反転して花開きます」

【特別対談】藤原和博×河合薫 人生80年時代のキャリアを考えます(最終回)

  • 峯村 創一

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2012年8月30日(木)

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 終身雇用、年功序列を柱とする日本型雇用制度が崩壊し、誰もが成長を実感して一様に幸福を追求することができなくなった現代。生活する困難さが増す中、平均寿命80歳超という長い人生をどう生きていくべきなのか。

 リクルートのフェローから転じて、東京都では義務教育初の民間人校長として杉並区立和田中学校の校長に就任し、様々な教育改革を実行。2008年から2011年にかけて大阪府知事特別顧問を務めるなど教育改革に奔走する藤原和博氏。

 国際線客室乗務員、テレビ朝日系「ニュースステーション」のお天気キャスターなどを経て健康社会学者に転じ、日経ビジネスオンラインで人気コラム「上司と部下の力学」を連載する河合薫氏。

 異分野に身を投じ続け、独自のキャリアを積み重ねてきた2人が、現代に求められるキャリアのあり方について論じ合う。最終回の今回は、藤原氏がますますヒートアップするのとは対照的に、弱気の虫をのぞかせる河合氏。それにつられて、藤原氏も思わず本音を漏らす。「人生の後半戦」をどう生き抜くべきか。2人の談義の行き着く先は?

(構成は、峯村 創一=フリーライター)

(前回の「八ヶ岳連峰型の人生観じゃないと、人生後半がさみしくなりますよ」から読む)

藤原:じゃあ、どういうコミュニティーを作るのか。地域社会や被災地の支援もいいし、昔、オタクで熱中していたことに戻ってもいい。

 例えば、昔だったら花が好きで花屋さんになりたいという女性がいて、花屋をやろうとしたら1500万円ぐらい必要だったと思うんですよ。今はインターネットを使うと、ある分野に特化すれば、15万円でも可能かもしれない。流通や決済方法もいろいろできているので、ハードルがすごく下がっています。

河合:確かにそれはありますね。

藤原:本当に好きなこと、興味のあることを、ソーシャルメディアを通じて仲間を募って、それをNPO(非営利組織)に発展させることだってできちゃいますよね。

 カンボジアとかバングラデシュに学校を作ろうと思えば、例えば建物だけだったら150万円とか300万円でできてしまう。そこの校長にだってなれちゃうわけです。組織の山を登るということをやめてしまえば、「コミュニティーの山」だったらいくらでも作れることに気づくべきです。

河合:なるほど……。

藤原:さっき言ったように、日本の企業人は明治期の富国強兵の兵士の人生観をずっと引きずっていて、太平洋戦争後も企業戦士の人生観として移植してしまったから、みんな40代がピークと思ってしまっている。

 人間の可能性というのはそんなものじゃなくて、40代から男性は40年、女性だったら50年の間に、最低でも5つ、もしかしたら10ぐらいの山を築ける。全くやったことのないことでさえもできる。どうですか?

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