• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

【詳報】ヤフー、10億円ファンド組成の狙い

投資育成も「爆速」で

2012年9月10日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

ヤフーがベンチャーキャピタル事業に乗り出す。100%出資の子会社「YJキャピタル」を設立、9月1日から事業を開始した。総額10億円の投資ファンドを組成する。YJキャピタルの代表には、本体のCFO(最高財務責任者)を務める大矢俊樹氏が就任。投資責任者には、楽天退任後に個人投資家として活動し、8月にヤフーが買収したクロコスの創業者である小澤隆生氏が就いた。ヤフー同様、「爆速」をスローガンに掲げて投資事業に乗り出す当事者2人に、事業の狙いを聞いた。
(聞き手は蛯谷 敏=日経ビジネス)

9月1日にベンチャーキャピタル「YJキャピタル」を発足しました。

大矢俊樹(おおや としき)氏。1969年12月東京都出身。92年慶應大学経済学部卒、監査法人トーマツ入社。94年公認会計士登録。2003年2月ヤフー入社、事業戦略室長などを歴任。子会社クレオの社長などを経て、12年4月からヤフーの最高財務責任者(CFO)に就任。YJキャピタルの代表も務める(撮影:的野弘路、以下同)。
大矢 俊樹(おおや としき)氏。1969年12月東京都出身。92年慶應大学経済学部卒、監査法人トーマツ入社。94年公認会計士登録。2003年2月ヤフー入社、事業戦略室長などを歴任。子会社クレオの社長などを経て、12年4月からヤフーの最高財務責任者(CFO)に就任。YJキャピタルの代表も務める(撮影:的野弘路、以下同)。

大矢:もともと、投資事業については構想があったんですよ。けれど、事業全体の中の優先度で言うと、なかなか上位に来ませんでした。浮かんでは消えてきた経緯があったんですが、4月から新体制になり、宮坂が是非やろうと言い出して、すぐに決まったんですよ。

 目的は、新規事業領域への足がかりになるような、企業を発掘することです。将来的に、ヤフーの有力なパートナーになるのが理想ですが、僕としては将来性のある起業家やベンチャー企業をどんどん支援していきたいと考えています。従来は、社外への投資については「本当にヤフーと事業面で相乗効果があるのか」といった点をシビアに検討していて、正直将来性や長期的な視点で投資することがなかなか難しかった。

ファンドの総額は10億円

今回のベンチャーキャピタルでは、長期的な視点に立った投資も可能になったということですね。

大矢:そうですね。今は、日本でも新しいベンチャー企業が増えていますよね。こうした盛り上がりに少しでも貢献できれば、それは日本のインターネット産業全体にとっても良い効果をもたらすのではないかと考えています。

小澤隆生(おざわ たかお)氏。1972年2月千葉県出身。早稲田大学法学部卒業。1999年にビズシークを創業。2001年ビズシークを楽天に売却し、楽天グループの一員に。03年ビズシークの吸収合併により楽天入社。05年楽天イーグルス立ち上げ担当として楽天野球団取締役事業本部長に就任。06年に楽天グループを退社、スタートアップベンチャーへの投資やコンサルティング業務を行う。11年クロコス設立、12年にクロコスのヤフー売却に伴ってヤフーグループの一員に。10月にYJキャピタル取締役COOに就任予定。
小澤 隆生(おざわ たかお)氏。1972年2月千葉県出身。早稲田大学法学部卒業。1999年にビズシークを創業。2001年ビズシークを楽天に売却し、楽天グループの一員に。03年ビズシークの吸収合併により楽天入社。05年楽天イーグルス立ち上げ担当として楽天野球団取締役事業本部長に就任。06年に楽天グループを退社、スタートアップベンチャーへの投資やコンサルティング業務を行う。11年クロコス設立、12年にクロコスのヤフー売却に伴ってヤフーグループの一員に。10月にYJキャピタル取締役COOに就任予定。

 ベンチャーキャピタルの総額は10億円を予定しています。企業の規模や、投資額は特に決めてはいませんが、おそらく1件当たり数千万円単位の投資になるでしょう。既に他のベンチャーキャピタルにも挨拶回りは始めていて、概ね歓迎いただいているのではないでしょうか。共同で投資できる案件もあると思いますから、我々単体はもちろんですけれど、ベンチャーキャピタル全体で新規企業を発掘していきたいと考えています。

他のベンチャーキャピタルとの違いは何でしょう。

大矢:やはり、ヤフーという存在がバックにあることでしょうね。それはブランドであったり、事業や人材に関する豊富なノウハウだったりすると思いますが、投資先に対して、共に成長するための様々な提案ができると考えています。ヤフーは実に多岐の分野に渡って事業を展開していますから、様々な連携方法が考えられるでしょうね。

「インタビュー」のバックナンバー

一覧

「【詳報】ヤフー、10億円ファンド組成の狙い」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

組織を正しい方向に導き、 作り変えていける人が、優れたリーダーです。

ジェニー・ダロック 米ピーター・F・ドラッカー伊藤雅俊経営大学院学長