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クラウドの本当の価値を理解し、力を結節させよ

  • 田島篤(ITpro副編集長)

  • 藤本 京子=ITpro

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2012年9月24日(月)

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 ガートナーでは、クラウドコンピューティングへの期待値はピークを越えたと分析している。ガートナージャパンの鈴木雅喜 リサーチ部門 ITインフラストラクチャ&セキュリティ リサーチ ディレクターは、冷静に判断できる今だからこそ、クラウドコンピューティングの真の力を見極めるべきだと説く。

 そのうえで鈴木リサーチ ディレクターは、クラウドを基盤とした「Nexus of Forces(力の結節)」を理解し、事業競争力に結びつけるべく迅速に取り組むべきだと主張する。

(聞き手は田島 篤=ITpro副編集長、構成は藤本 京子=ITpro)

ガートナージャパンの鈴木雅喜 リサーチ部門 ITインフラストラクチャ&セキュリティ リサーチ ディレクター

クラウドコンピューティングの現状について、どう見ているのか。

 ガートナーでは、クラウドコンピューティングをはじめとするITトレンドの普及状況や成熟度、またユーザーの期待値をハイプサイクル上で示している。クラウドコンピューティングへの期待値は2010年から2011年にピークを迎えていた。約2年という長期間にわたってピーク期を維持していたのは、IaaSやPaaSなど、クラウドの適応領域が広いことや、グーグル、アマゾン・ドット・コムといったプレーヤーが実際にクラウドでビジネスを展開していたことにある。ただ、ピークに至るまでは啓蒙期なので良い話題ばかりが先行する。そのため、啓蒙期までの話をすべてを真に受けてはいけない。

 2012年8月に発表した最新のハイプサイクルでは、ついにクラウドへの期待値がピークを越え、下降の段階に入った。いまクラウドコンピューティングはピーク期から幻滅期のちょうど中間あたりにある。この時期には、ピーク期までとは逆に、否定的な話題が目立つようになる。

 そのため、今はクラウドコンピューティングに対して、あまりネガティブになりすぎないようコントロールしなくてはならない。例えば、ファーストサーバのデータ消失事件が今年6月に発生したが、だからといって一概にクラウドはダメだというわけではない。ピーク期から幻滅期にかけては、クラウドの本当の力は何かということを見直すには良い時期だ。テクノロジーを冷静に見極める姿勢が必要となる。

では、クラウドの本当の価値とは何なのか。

 プライベートクラウドの場合、効率化や統合でコスト削減につながったというユーザーが多い。しかし、プライベート、パブリックにかかわらず、やはりクラウドの本当のメリットは、新しいことを始めるときに素早く開始できるという点にある。

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