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アメリカのアイスフロートで、3代目のリーダーとして吹っ切れた

日本交通、川鍋社長が大人への階段を上るときに食べたもの(その2)

2012年10月11日(木)

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日本交通社長の川鍋一朗さんを訪ねて、オイシックス社長の高島宏平さんが「食の来歴」を聞く。前回は、仕事に行き詰まった時、当時の上司が食べさせてくれた「うに丼」の話で盛り上がった。

高島:川鍋さんは、子どもの頃はどんな食事で育ったんですか。

川鍋:完全な洋食育ちです。母の実家が洋風好みの家で、父もいわゆる新しもの好きの好奇心旺盛なタイプでしたから。まず朝はパン。ご飯は、あり得なかった。

高島:トーストにバター、ですか?

川鍋:いえいえ、トーストにバターを塗って、その上にイチゴジャムを塗って、さらにその上に目玉焼きを乗せたもの。

高島:えっ、バターにジャムに目玉焼き?……あまりおいしくなさそう。

トーストには、バターにジャムと目玉焼き!

川鍋:と思うでしょ。ところが、これが甘辛くってうまいんですよ。高島さんもぜひお試しあれ。ただ、たしかに大人になってから、外食でおんなじ食べ方をしたら、横で見た人に衝撃を与えたことがあります。でもこっちはそれが当たり前だと思っていたから、衝撃を与えてしまったことに衝撃を受けました。「え、バターに、ジャムに、目玉焼き、常識じゃないの?」と。

高島:常識じゃないです(笑)。朝食以外も洋風メニューのおうちだったんですか。

川鍋:そうですね。何かの華やかなお祝い事などで外食となると、うちでは必ず洋食でした。フレンチなら代官山の「マダム・トキ」、イタリアンなら「サバティーニ」。ナイフとフォークを使って、ワイングラスでチーンと乾杯、と。だから僕は会合をセッティングしろと言われると、今でもぜんぶ洋食になってしまうんです。自分の食生活が偏っていることを知ったのは、だいぶ後になってからですね。

日本交通社長の川鍋一朗さん(写真:丸毛透、以下同)

高島:そもそも川鍋さんの場合、ご実家がお金持ちですよね。たしか都心にお屋敷もあって。

川鍋:その家は、祖父の興した日本交通の経営が危機的状況になったことで手放すことになるんですが、今となって思うと、たしかに大きかった。庭が2000坪ありました。友達を呼んでサッカーやラグビーをしていました。

高島:都心で、それより広い庭を持っている家なんて皇室くらいじゃないですかね(笑)。

川鍋:祖父は盆栽が好きで、それからコイも好きで池で飼っていましたね。でも僕はその価値がわからないから、盆栽にサッカーボールをぶつけ、コイを釣り上げては怒られていました。たぶん1匹が数百万円の……。

高島:日本一高い釣り堀だ(笑)。

川鍋:ツツジの季節には、庭でツツジパーティというのをやっていました。焼き鳥などの屋台を用意して、お客様や関係者を招いての宴会です。そこで祖父は僕を「これが3代目だ」といろいろな人に紹介していました。ああ、そうやって思い出していくと、家業を継ぐことはちびっ子の頃からすり込まれていたんですね。

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「アメリカのアイスフロートで、3代目のリーダーとして吹っ切れた」の著者

高島 宏平

高島 宏平(たかしま・こうへい)

オイシックスCEO

神奈川県生まれ、東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻修了後、外資系経営コンサルティング会社のマッキンゼー東京支社に入社。2000年6月にオイシックスを設立し同社代表取締役CEOに就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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