• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「息子を成功させたいなら、塾よりもボランティアを」

齋藤ウィリアム浩幸さんに日本の問題解決の方法を聞く【2】

2012年10月24日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会、国家戦略会議フロンティア分科会など、日本の問題解決にかかわる会合にひっぱりだこの齋藤ウィリアム浩幸氏。米ロサンゼルス生まれの日系二世で、現在は自ら創業したベンチャー支援の会社でスタートアップ企業の支援を行っている。日本、そして日本企業の大きな問題は「チームの不在」だと齋藤氏は言うが、問題の根底にあるのは、子供の頃からの教育にあると言う。高校生時代から次々と会社を作り、そのうちの一つはビル・ゲイツ氏に売った齋藤氏。彼はどのように育ったのだろうか――。

齋藤さんはベンチャー支援の会社「インテカー」を設立し、14社のスタートアップ企業に出資しています。そのうち10社のトップが女性だということですが、女性がトップだった会社というのは、ほかの会社とどこが違ったのでしょうか。

齋藤:日本人の男性は、目的、ゴールが違う。男性が会社を始めるという場合、社長の名刺を持ち歩いて、上場してお金持ちになることをゴールや目的にしているように見えるんです。僕がアイデアを持ってくる人に必ず聞くのは、何をしたいかということなのですが、男性の場合、結局は上場したいと答える。これは私としては一番いけない答えです。

齋藤ウィリアム浩幸(齋藤・ウィリアム・ひろゆき)氏
1971年ロサンゼルス生まれの日系二世。16歳でカリフォルニア大学リバーサイド校に合格。同大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部卒業。高校時代にI/Oソフトウエアを設立。指紋認証など生体認証暗号システムの開発で成功し、2004年会社をマイクロソフトに売却。日本に拠点を移し、ベンチャー支援のインテカーを設立。ドバイなど世界3カ所にオフィスを持つ。1998年アーンスト・ヤング主催のアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー米国大会でヤング企業家賞を受賞。2012年に国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会の最高技術責任者と国家戦略会議フロンティア分科会「繁栄のフロンティア」分科会委員を務める。著書に“An Unprogrammed Life:Adventure of an Incurable Entrepreneur”。近著は『ザ・チーム 日本の一番大きな問題を解く
(写真:的野弘路、以下同)

 では上場とはどういう意味か知っていますかと聞くと、株を公開することだと答える。では、英語でどういう意味か知っていますかと聞くと、IPOですと言う。じゃあ、IPOの範囲の意味は分かりますかって聞く。ここでだいたいみんな分からなくなってくるんですね。私はここで、IPOのIは、イニシャルという意味で、IPO、あるいは上場するということは、実は会社のスタートなんだと説明します。

 女性の場合は上場したいから会社を始める、ではなく、これをやらないといけない、私が問題だと思ったから自分でやりたいというように、会社を始める根拠があるんです。気持ちが入っていて、世の中を良くしていくことを基本にしている。魂が入っていることが多いように思います。

具体的に女性がトップの10社というのは、どういう分野の会社なんですか。

齋藤:IT企業とか、製造系、バイオテック系とかばらばらです。最近、優良企業に入って、優秀で、いい給料をもらって、そこで知名度を上げることもできるのに、会社を辞めて、ゼロから今までの経験、知識を使って意味があるものをやりたいと言う人が増えてきた。それも100%女性ですね。

 アントレプレナーのプレゼンテーションを聞いていて気づいたのですが、リーダーシップがあるとか、ストレスに強いとか、プレゼンではいろいろ言うんですが、そういうのは実はどうでもよくて、一番重要なのは、パッションなんです。日本語に直すと熱意になるのでしょうが、私はあえてパッションと言いたい。

コメント3

「編集長インタビュー」のバックナンバー

一覧

「「息子を成功させたいなら、塾よりもボランティアを」」の著者

飯村 かおり

飯村 かおり(いいむら・かおり)

日経トップリーダー副編集長

2007年より「日経ビジネスオンライン」編集部に在籍。信頼できるおもしろいコラムを世に送り出すことを楽しみにやってきましたが、2015年よりクロスメディア編集長となり、ネットから紙の世界へ転身。書籍などの編集に携わっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トップ自らが矢面に立つことで、問題は次第に収束していきました。

佐々木 眞一 日本科学技術連盟理事長、トヨタ自動車顧問・技監