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反論を人格攻撃にすり替えないための作法

多様な議論の応酬が組織を強くする~岩瀬大輔編

2012年11月5日(月)

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60代と30代で立ち上げたライフネット生命保険の出口治明社長と、岩瀬大輔副社長がつないでいくリレーコラム。今回の岩瀬副社長は、感情的にならず議論する作法、について明かします。

岩瀬大輔・ライフネット生命保険副社長 (写真:丸毛 透)

 僕は、2010年からとある政府のワーキンググループに何度か参加しました。ところが、僕と同じように参加した民間人の多くが、実際に担当する官僚たちからの評判を著しく落としている、という話を聞いたのです。

 なぜ、民間のアドバイザーたちが官僚たちに嫌われているか、官僚の方々に話を直接聞いて、理由がはっきりわかりました。

 複数の民間のアドバイザーたちが、これまで行政を支えてきた官僚たちにあまりリスペクトを払ってなかったのです。

つくづく議論が苦手な日本人

 当然のことながら、議論を重ねると現場でそれぞれの仕事に従事する官僚たちとは、対峙する場面があったり、抵抗される場面があったりするのは想定内です。

 でも、行政の中のムダな仕事、ダメな仕事を洗い出してその是非を問うのと、行政の現場の仕事に従事している官僚たちを個人攻撃するのとでは、まったく意味が違います。

 こういうケースに直面すると、日本人はつくづく「議論」が苦手な国民だな、と思います。反対意見がすぐに個人への人格攻撃にすり替わってしまう。反対意見を突きつけられた側も、自分の人格が攻撃されたと思い、反論が感情的なものになってしまう。かくして、建設的な「議論」はいっさいなされず、個人攻撃の応酬になってしまう。

 テレビや国会中継でもよく見られますが、個人的にも経験があるのではないでしょうか?

コメント11件コメント/レビュー

I agree to disagreeと言えるかどうかが、議論をしているのか、していないのかの分岐点でしょう。人格攻撃では、最初の部分(I agee)が言えません。 また確かにhowの部分を論議し始めると、収拾がつかなることが多いと思います。日本の方が、「俺はこのやり方で成功したのだから、アメリカでも・・・」となると、私は議論をやめます。まったく時間の無駄。さらに日本語自体がもつ情緒性も問題かと。「なぜそう考えるのか」を言わずに議論ができてしまったりするわけですから。(2012/11/06)

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「反論を人格攻撃にすり替えないための作法」の著者

岩瀬 大輔

岩瀬 大輔(いわせ・だいすけ)

ライフネット生命保険社長兼COO

1976年埼玉県生まれ。98年に東京大学法学部を卒業後、ボストン・コンサルティング・グループなどを経て、2006年、副社長としてライフネット生命保険を立ち上げる。2013年6月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

I agree to disagreeと言えるかどうかが、議論をしているのか、していないのかの分岐点でしょう。人格攻撃では、最初の部分(I agee)が言えません。 また確かにhowの部分を論議し始めると、収拾がつかなることが多いと思います。日本の方が、「俺はこのやり方で成功したのだから、アメリカでも・・・」となると、私は議論をやめます。まったく時間の無駄。さらに日本語自体がもつ情緒性も問題かと。「なぜそう考えるのか」を言わずに議論ができてしまったりするわけですから。(2012/11/06)

人格攻撃の問題もありますが、個人的には、もっと根本の人・物・事など独立事象のものが関係ない事象に大きく影響されすぎです。具体的には学歴・肩書き、身なり、話術などなど。まず、それを分けて考える事が出来ないと。そして人格攻撃も結局、結果的に安易な誤魔化し手法で議論の妨害に過ぎません。退場してもらい、代わりの者にその者の意見・立場を引き継いで貰って議論を続けるというように変えましょう。それとは別に、議論を円滑に進める為の司会進行も余り上手くないようですよね。司会が中立ではなく偏向バイアスかかってることも少なく無いし。(2012/11/05)

確かに、日本人は議論がそのまま人格批判に陥ってしまう。これは、学校でも社会でも倫理的思考の訓練がまったくなされていないことに大きな原因があると思う。教師達は子どもの心を思いやることばかりを強制され、マスコミは弱者の心を思いやることがあたかも自分達の存在意義であるかのごとく誤解している。とにかく一にも二にも「思いやり」。在日米軍にも「思いやり」。本当に必要性があるなら堂々と理由を述べればいいのだが、そうすると「戦争を肯定するのか」とレッテルを貼られるので、とりあえずは意味不明な(=非論理的な)「思いやり」という言葉を使って誤魔化しておく。昨今話題の生活保護と最低賃金や年金の逆転現象も、最近目立っているというだけで、実際はずっと以前から問題としては存在していた。それを取り上げると「弱者に対する思いやりがない」と叩かれるので取り上げなかっただけのこと。かくして生活保護水準を下回る勤労世帯の存在は「思いやり」の掛け声の下に隠蔽されてきた。ごく普通の論理的判断で「おかしい」という声が上がらなかったことをおかしいと思う気持ちすら湧いてこないようだが。それほどに日本人の論理的思考嫌いは徹底している。根は深い。(2012/11/05)

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