• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

電力自由化は「電力会社にもプラス」

池辺裕昭・エネット社長インタビュー

2012年10月22日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

電力会社の独占状態に対抗する新電力の雄、エネット(東京都港区)。NTTファシリティーズと東京ガス、大阪ガスの3社が2000年に設立した。電力市場における新電力のシェアは、依然として約2%とわずか。NTT出身で通信自由化を体験した池辺裕昭社長は、電力自由化は「電力会社にもプラス」と言う。

電力自由化から12年が経ったものの、いまだに新電力のシェアは2%にとどまる。

池辺:電力会社が98%ものシェアを占めている電力市場は、いくら自由化されているといっても到底、競争が起きているとはいえない状況だ。「シェア2%」という数字が象徴している。

 本来、自由化は独占企業にとっても、悪いことではないはずだ。NTTの場合、自由化前は社員数が35~36万人で売上高が5兆~6兆円の独占企業だった。ところが自由化後のNTTグループは、社員数は半減したにもかかわらず、売上高は10兆~11兆円へと倍増している。つまり、生産性が4倍になったわけだ。しかも、日本のブロードバンドは料金も含めて世界トップクラスだ。これも自由化の賜物だろう。

40歳で通信自由化を経験、「自由化後の方がよっぽど面白かった」

エネットの池辺裕昭社長。
(写真:宮原一郎)

 私自身、元々はNTTのエンジニアだった。40歳で通信自由化を経験したが、自由化後の方が仕事はよっぽど面白かった。お客さんの喜ぶ顔が見えるという、新しい喜びを実感できたからだ。もしかすると「お客さんなんか関係ない」という考えもあるかもしれない。だが、もし電力会社がそう考えているとすれば、それは企業としては失格だ。

通信自由化にあって電力自由化に無いものとは。

池辺:「非対称規制」だ。この規制は、独占企業に対して規制を課すことによって他の事業者の事業を営みやすくするものだ。

 例えば、NTTに挑戦する側のソフトバンクは、NTT局舎のスペースを借りてサービス提供に必要な設備を置くことができる。しかも、NTTは「貸して」と言われたら断ることができない。

さらに、貸し出す際の料金は「長期増分費用方式」に基づいて算出する。この方式は、過去にかかった費用から算定するのではなく、最新の技術を導入して最も効率的に通信網を構築した際にかかった費用から算出する方法だ。貸し出し料金も、NTTにとって不利な条件になっている。

コメント0

「ニッポン改造計画~この人に迫る」のバックナンバー

一覧

「電力自由化は「電力会社にもプラス」」の著者

山根 小雪

山根 小雪(やまね・さゆき)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション、日経エコロジーを経て、2010年1月から日経ビジネス記者。エネルギーを中心に、自動車や素材など製造業を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官