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リスクを「取る」か「つぶすか」経営者の悩みに応えてくれる

ネットイヤーグループ・石黒不二代社長にジム・コリンズの「読み方」を聞く

  • 黒沢 正俊

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2012年11月12日(月)

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『ビジョナリー・カンパニー』シリーズの著者ジム・コリンズのスタンフォード大学ビジネススクール時代を知るネットイヤーグループの石黒不二代社長に、新作の読み方を聞いた。

(聞き手は、黒沢正俊出版局編集委員)

石黒不二代(いしぐろ・ふじよ)
ネットイヤーグループ代表取締役社長 兼 CEO。ブラザー工業、スワロフスキージャパンを経て、米スタンフォード大学ビジネススクールに留学。MBAを取得後は、シリコンバレーでコンサルティング会社を起業し、日本の大手企業と米国のベンチャー企業の技術移転に従事する。ネットイヤーグループ創業に参画し、わずか10年で年間売上高35億円、大手グローバル企業を中心とする150以上の顧客を持つまでに成長させる一方、経済産業省産業構造審議会委員などの公職も務めている。
(写真:陶山勉)

 スタンフォード大学のビジネススクールに在学中は、まさに、ジム・コリンズが教授としての全盛時代でしたね。21世紀を代表するといわれるコリンズの印象とスタンフォード大学について聞かせてください。

石黒:私がスタンフォード大学に在学していたのは1992年からの2年間です。ビジネススクールでジム・コリンズは、まぎれもなく、最も人気がある教授でした。当時ジムは、スモール・ビジネス、いわゆるベンチャー・ビジネスの講義を受け持っていました。

 ビジネススクールでは、どの講義でも事前に何十ページものケーススタディーや教科書を読んで、自分の意見をまとめる準備が要求されます。とてもハードなものです。その中でもジムの講義は、一番ディマンディング(要求が高い)であるという評判でした。

 ジムは学内のナンバーワン教授に贈られるベストアワードを受賞しています。ジムは本当に学生から愛されていたのです。私が卒業してまもなく、ジムはスタンフォードを辞めています。

ネットビジネス躍動期にコリンズに学んだ

 私が留学しようと思った直接のきっかけは、外資系企業に勤めていたとき、子育てを手伝ってもらうつもりだった母が病気で亡くなったことです。2歳だった子供を育てるには日本は保育所探しなどで大変だし、MBAを取りたかったこともあり、思い切って1992年にスタンフォード大学のビジネススクールに入学したのです。

 大学は、学士より修士やPh.D(博士号)の学生数のほうが多いので、寮も子供を持つ家族寮や、午後6時まで子供を預かってくれる施設が完備していました。子連れ留学の日本人女性はもう一人いましたが、多分、スタンフォードのビジネススクールでは過去に例がなかったと思います。

 1994年の卒業と同時に、インターネットの実質的な商用化が始まりました。入学した92年は日本のバブルが崩壊した直後で、シリコンバレーはまだ不況期でした。冗談でベンチャーキャピタルが構造不況業種だと言っていたのを覚えています。

 しかし、卒業すると、ヤフーやネットスケープが起業。次々とネット系ベンチャーが創業をします。いま考えると、インターネットでシリコンバレーが大きく飛躍する直前の時期に留学できたことは幸運でしたが、ジムはまさにその躍動期にシリコンバレーの中心でスモールビジネスの教鞭をとっていたのです。

 もちろん、スタンフォード大学の醍醐味は、ジム・コリンズにとどまりません。尊敬しているインテルのアンディ・グローブもインテルのCEOを勤めながら、教鞭をとっていたし、私が所属していたハイテク・クラブでは、シリコンバレーの錚々たるハイテク企業の経営者を招き話を聞くことが日課になっていました。どん底だったアップルのスティーブ・ジョブズの話も身近で聴いています。

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