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「何をもって成功したか、必ず数字で示してほしい」

~アサヒグループホールディングス イノベーションに資するIT利用の勘所

  • 谷島 宣之,中村 建助

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2012年11月15日(木)

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 「イノベーションとは生産性を高めること。情報システム部門はそれができるはず」。

 アサヒグループホールディングスのCIO(最高情報責任者)である本山和夫副社長はこう語る。その鍵はなんといっても人材であり、「何のために改革をし、システムを作るのか」という目的をおさえられることが重要という。

 「2020年のビジネスとITの絵を描きたい」と語る本山副社長とIT(情報技術)リサーチ大手、ガートナー ジャパンの日高信彦社長が語り合った。

(構成は谷島宣之=日経BPビジョナリー経営研究所研究員、中村建助=日経ビジネス副編集長)

日高:本山さんと情報システムの出会いはいつごろですか。

本山:ビールの鮮度管理をして、しかも在庫を減らした経験をお話しました(前編記事参照)。その辺りからですから1995年くらいですか。当時の私は情報システムの担当ではなく、物流担当という業務系の部門に所属しておりまして、鮮度管理と在庫管理の仕組みを、こうではないか、ああではないかと考えながら作っていました。

 その当時はよく、「人間の手でできないことはシステムでできないのだから、まず手でやってみよう」と話していたものです。手でやるといっても、数字は記録する。1回やってみたら、表計算ソフトに数字を入れる。

 もう1回やっては、またデータを入れる。仕組みにかかわる人間全員がデータを入れるわけです。これも一つの可視化だと思います。生産と営業と物流の担当者がそれぞれ表計算ソフトにデータを入れて送り合っていました。

 シンプルなやり方ですが、全員で数字を入れ合って、需給の計画が出来上がるという仕組みが作れました。どの立場であっても在庫が見られるような形にしたり、トータルの在庫だけではなく拠点別の在庫も見えたりするようにしました。

 こういう仕組みを整えた後で、システム部門に「情報システムでこういう形でサポートしてくれないか」と頼みました。ずっと手でやっているわけにはいきませんので。

(右)本山 和夫氏 アサヒグループホールディングス 代表取締役副社長
1972年、アサヒビール入社。物流システム本部長、執行役員SCM本部長兼IT戦略・環境社会貢献担当、執行役員戦略企画本部長、取締役兼執行役員、常務取締役兼常務執行役員、専務取締役兼専務執行役員、代表取締役副社長。2011年7月からアサヒビールホールディングス副社長。2011年3月からアサヒマネジメントサービス(現アサヒプロマネジメント)代表取締役社長を兼務
(左)日高 信彦氏 ガートナー ジャパン 代表取締役社長
1976年東京外語大外国語部卒業後、日本アイ・ビー・エム入社。96年アプリケーション・システム開発部長。2001年アジア・パシフィックCRM/BIソリューション統括。03年4月から現職。
(写真:的野 弘路、以下同)

日高:そういうふうに言ってもらったらシステム部門は分かりやすいですよね。

本山:とにかく、手段は何でもいいと思うのですが、1回は自分の手でやっておかないと分からないですよね。

日高:具体的な数字があり、何をしているかが分かりますからね。

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