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太陽光発電、取り付けっ放しで大丈夫ですか

保守技術の確立を目指す加藤和彦・産総研チーム長に聞く

2012年12月6日(木)

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 太陽光発電システムはメンテナンスフリーで、1度取り付けたらほったらかしにしてもよいと考えている人は多い。しかし、不具合や故障が起き、安全性に問題が生じるケースもあるという。正しい保守点検やメンテナンスの技術確立が早急に必要と産業技術総合研究所太陽光発電工学研究センターシステムチームの加藤和彦チーム長は警鐘を鳴らす。

(聞き手は田中太郎)

5645枚のパネルを1枚ずつ調査

太陽光発電システムが経年変化によってどれくらい性能低下が進むのかの調査に着手されているそうですね。

加藤和彦(かとう・かずひこ)
独立行政法人産業技術総合研究所太陽光発電工学研究センターシステムチームチーム長(工学博士)。1990年筑波大学大学院理工学研究科(修士課程)修了、通商産業省工業技術院電子技術総合研究所(現産業技術総合研究所)入所。1996年5月~1997年4月通商産業省工業技術院ニューサンシャイン計画推進本部研究開発官付(再生可能エネルギー担当)に併任、1997年6月~2000年3月東京大学工学部地球環境工学寄付講座特別教員併任、2001年4月~2003年3月新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)太陽・風力技術開発室主任研究員に出向、2011年4月から現職。2006年からPVRessQ!活動を開始。著書に『太陽光発電システムの不具合事例ファイル-PVRessQ!からの現地報告』(日刊工業新聞社)

加藤:産総研では現在、5645枚、住宅だと211軒分に相当するパネルを設置しています。2004年4月から約9年弱になります。研究用ではなく、通常の使い方をしているパネルがどの程度の性能低下を起こしているのか、きりのよい10周年に合わせて検証してみようと考え、今年度からパネルを1枚ずつ調べています。

 そもそもはクリーンな電力を使うために産総研の発電設備として先駆的に導入したものです。当初は10年たったら全部はずして調べようという計画はありませんでしたが、データを蓄積して、研究にも活用しようとは考えていました。

約9年たって、わかってきたことはありますか?

加藤:3年計画なのでまだ2割しか分析し終わっていませんし、すべてのデータがそろってから正式に公表しようと考えているので、個別具体的なことは現時点では言えないのですが、予想よりも性能が落ちているなと感じています。パネルの型式によってもけっこう差があるようです。

海外製のパネルも設置しているのですか。

加藤:当時は海外製は調達できなかったので、すべて国内メーカーのシリコン系の太陽電池パネルです。

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「太陽光発電、取り付けっ放しで大丈夫ですか」の著者

田中 太郎

田中 太郎(たなか・たろう)

日経エコロジー編集長

1990年早稲田大学卒業、日経BP社入社。「日経レストラン」「日経オフィス」「日経ビジネス」「日経ビジネスアソシエ」「日経エコロジー」「ECO JAPAN」などを経て2014年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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