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「僕は才能がない、だからやる」という判断

星野源さん×澤本嘉光さん 第4回

2013年1月8日(火)

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 おまたせしました。星野源さんと澤本嘉光さんの対談、最終回をお届けします。前回はこちらです。

 星野さんのファンの皆様はご存じの通り、昨年末に星野さんは突然、くも膜下出血で入院されました。幸い、無事退院されましたが、体調のご快復を待っておりましたので、最終回の掲載が遅れて年をまたいでしまいました。「最後までぜひ自分で確認したい」という、星野さんのお気持ちに応えるべく、編集部でもお待ちした次第です。どうぞあしからずご了承くださいませ。

 というわけで「絶賛回復中」(by澤本さん)の星野さんから、無事、確認原稿が届きました。話が尽きない「くだらない大人になりたい」二人の会話は、やはり最後まで「くだらなさのすばらしさ」の周りを巡ります。

澤本:星野源さんは、表現のアウトプットが音楽、芝居、エッセイと、多彩ですよね。ご本人の中では、どういう位置付けになっているのかな、と。

星野 源(ほしの・げん)
シンガーソングライター。1981年、埼玉県生まれ。2000年に自身が中心となりインストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」を結成。2003年に舞台「ニンゲン御破産」(松尾スズキ・作・演出)への参加をきっかけに大人計画事務所に所属。10年にファーストアルバム「ばかのうた」を、11年にセカンドアルバム「エピソード」を発表。
俳優として、テレビドラマ「ゲゲゲの女房」(NHK)、映画「少年メリケンサック」(09年・宮藤官九郎監督)などに出演。2013年公開予定の映画「箱入り息子の恋」(市井昌秀監督)では初主演が決まっているほか、「地獄でなぜ悪い」(園子温監督)にも出演予定。
エッセイ「そして生活はつづく」(マガジンハウス)の刊行や、映像制作チーム「山田一郎」の代表を務めるなど、音楽家、俳優、文筆家、映像ディレクターとして多方面で活動し、多彩なアウトプットぶりに注目度が上昇中。公式ホームページはこちら
(写真:大槻 純一、以下同)

星野:特に理由はなく、やりたかったから、というだけなんです。それこそ音楽もお芝居も、中学校時代から生きていくために、その、モヤモヤとかどろどろした気持ちとかを発散するために必要だったので。

澤本:音楽と芝居が、大もとなんですか。

星野:そうですね。ただ、ジャンルを絞る意味も、自分としてはよく分からなくて。とにかく、どっちもやりたいし必要だった、という感じなんです。

澤本:だいたい、できる人って全部できるものですよね。

星野:才能と自信は、とにかくなかったですね。自分が出ているお芝居を見ても落ち込んだりするし、音楽を聴いても落ち込むときもある。だから逆に、才能がないからやる、ということがあるんじゃないかな、と思っているんですけど。

澤本:才能がないからやる。

星野:才能がないから諦めるんじゃなくて、才能がないから頑張る。努力するんじゃないかと。そういう考え方があってもいいんじゃないかと思うんです。

澤本:僕も自信ってまるでないんですよ。でも、ある振りをしないといけないことってあるじゃないですか。「大丈夫です」みたいに言い切って。まあ、自分に言い聞かせてるんですけれど、きっと。なのに、そういうところでちょっと格好をつけたがったりもしてる自分もいて。それが自分でも最悪で。後で自己嫌悪です。

星野:自己嫌悪ですか。

澤本:自己嫌悪の繰り返しです、人生なんて。

星野:本当ですね。

澤本:失敗と自己嫌悪の繰り返しで、それをどうごまかしていくか、という。

星野:ごまかしながら生きていきますよね(笑)

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「「僕は才能がない、だからやる」という判断」の著者

澤本 嘉光

澤本 嘉光(さわもと・よしみつ)

CMプランナー

1966年、長崎県生まれ。東京大学文学部卒業後、電通に入社。カンヌ国際広告祭賞など内外の受賞多数。2007年に始まったソフトバンクモバイル「白戸家シリーズ」は5年目に突入し、いまや国民的CMに成長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

清野 由美

清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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