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アベノミクスを語る前に知っておきたいこと

飯田泰之・駒澤大学経済学部准教授に聞く

2013年1月18日(金)

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 政権交代以来、「アベノミクス」=国の経済政策が大きな注目を集めている。しかし「経済政策」や「経済学」に、納得できない思いや不安を持つ人も多いのではないだろうか。人為的に金利を動かせるのか、といった不審の声や、経済学が「合理的な個人」という架空の存在を置いて考えることから「実際の人間社会には適用できないものだ」といった声もよく上がる。

 頼るにせよ、見放すにせよ、我々は一度「経済学」を基礎から学んでみる必要がありそうだ。最近、ミクロ経済学の入門書を著し、いまマクロ編に取りかかっている若手経済学者、駒澤大学准教授の飯田泰之氏に、経済にはド素人のデスクが聞いた。

「教養としての経済学」を学びたい人のための新書ということで出された『飯田のミクロ 新しい経済学の教科書1』(光文社新書)。拝読しましたが、正直に申し上げますと……語り口は柔らかいのに、難しいですね、この本。

飯田:はい、難しいです。これは「読んですぐ何かが分かる」というより「経済学の思考方法の基礎を知る」、つまり「経済学って、こういった物事を考えるんだ」ということをお手軽な入門書ではなく、本格的な教科書の抄録のような形で示したかった。その意味で読んですぐわかる、少なくともわかった気分になるという戦略は完全に捨てています。

「うざったい言葉」が消えていく

一度とにかく読んで、頭が冷えてからもう一度読むと今度はかなり分かる。そういう本ですよね。今時珍しく手強い新書、真面目な本です(笑)。『経済は損得で理解しろ!』とか、直近の『思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント 』(朝日新書)とか、分かりやすい本をたくさん書いてきた飯田さんが、こういう本を出された意図はどこにあるんでしょう。

飯田泰之(いいだ・やすゆき)氏
1975年生まれ、エコノミスト。専門は経済政策・マクロ経済学。東京大学大学院経済学研究科満期退学。駒澤大学経済学部准教授・財務省財務総合研究所客員研究員。本文で取り上げた以外の主な著作には『経済学思考の技術-論理・経済理論・データで考える』(ダイヤモンド社)、『ダメな議論-論理思考で見抜く 』(ちくま新書)、『脱貧困の経済学 』(共著、自由国民社)など多数。
(撮影:大槻純一)

飯田:「いつもの飯田節はどこに行ったんだ」と言われるのを覚悟で書いたのは、もちろん理由があります。僕らが大学生のときにもう「時代遅れ」だった、ミクロ経済学のテキストがあるんですが、今こそそういうのをやりたかった。

どういうことですか、それ。

飯田:「なぜ主観価値と客観価値の区別が重要なのか」とか、あとは「エッジワースボックスのどこに自由主義が入っているのか」とか、そういう、“うざいテキスト”って、昔は大学の学部レベルの教科書には普通に書かれていたんですよ。

「経済学の考え方そのものの基本」なんですよね。

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「アベノミクスを語る前に知っておきたいこと」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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