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世の中で受けているものの逆をやる。それも誠実に。

電通CDC 高崎卓馬氏 第3回

2013年2月22日(金)

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高崎さんのご入社は何年でしょうか。

高崎卓馬(たかさき・たくま)
電通コミュニケーション・デザイン・センター所属。
エグゼクティブ・クリエーティブディレクター/CMプランナー。
1969年、福岡県生まれ。93年、早稲田大学法学部卒業後、電通に入社。
代表作に、サントリー「オラジーナ・ムッシュはつらいよ」、「オールフリー・これがいいのだ」、「金麦糖質70%OFF・そういえば、しあわせ」、「アセロラ・アセロラ体操」。JR東日本「新青森駅開業・MY FIRST AOMORI」「『行くぜ東北』キャンペーン」。インテル企業広告シリーズ、明治製菓「キシリッシュ・福山雅治シリーズ」、BEAMS「『恋をしましょう』キャンペーン」、東芝「REGZAキャンペーン」、公共広告機構(AC)「imagination/クジラ」など。
JAAAクリエーターオブザイヤー、TCCグランプリ、ACC、NYADC、カンヌ国際広告賞、ONE SHOW 、アドフェストグランプリ、など国内外の受賞多数。
映画「ホノカアボーイ」の脚本、プロデュース、ドラマ「蒼井優の4つの嘘」脚本、「上野樹里の5つの鞄」監督・脚本、小説『はるかかけら』(中央公論社)、ビジネス書籍『表現の技術』(朝日新聞出版)、『上野樹里とナニカをツクル旅』(上野樹里と共著・マガジンハウス)など、多領域に渡って活動中。(写真:中村 治、以下同)

高崎:1993年ですから、入社20年目になります。

93年は、バブルが弾けた後ですね。

高崎:はい、終わっていましたね。タク券(タクシー券)もなくなっていて、「昔はタク券というのがこんなにあったんだぞ」って、話だけは散々聞きました(笑)。

当時の職場では「昔はあったぞ伝説」がいろいろと飛び交っていましたねえ(笑)。

高崎:僕たちは、「みんなで相乗りして帰ろうね」の世代です。

高崎さんが広告業界を志した理由は何だったのでしょうか。

高崎:もともとは映画を作りたかったんです。

へえ。

高崎:それで、就活の時にそういう会社を探したんですが、映画会社に行っても、現場でカチンコを打ったり、脚本を書いたりして映画を作っているわけではないし、どこに行ったらいいのかまったくわからなくて、「ヤバいな」と思っている時に、初めて広告会社があるということに気がつきました。「電通」の名前は薄くは知っていたんですが……。

えっ、薄く、ですか?

高崎:社会に対する意識というものが、異常に低い学生生活を送っていたので。

映画ばっかり見ていたとか?

高崎:見て、作って、あと、演劇をやったりしていたんですが、社会性はあんまりない、だめな学生だった気がします。もともと社会性に関しては、ちょっとだめなところがあったんですよ。

はあ。

自分の想像とは違う反応こそがたまらない

高崎:今もそうなんですが、自分が作ったものを人に見せる、というのが、基本的に自分のやりたいことなんです。

 自分の表現が自分の想像と違う作用を引き起こしたりするのがたまらなく面白くて。それは今も変わらなくて、映画でも、小説でも、本でも、広告でも、何でもいいんです。現在はたまたま、僕が好きなものが「広告」と呼ばれているだけで、他の表現ジャンルとの差は、あんまり感じていないんです。

高崎さんは昨年に、『表現の技術』『はるかかけら』という2冊の本も上梓されました。前者はクリエーティブのノウハウを解き明かした本で、後者は純然たる小説。読者のターゲットも味わいもまったく違っています。

高崎:小説を書いても、映画を作っても、演劇をやっても、僕の中にはあまり差がないという感じなんですが、そうすると“マルチ風”に言われて……“マルチ”って何か、すごいだめな人の肩書きじゃないですか(笑)。

ははは。ちょっと胡散臭い肩書きですよね。

高崎:先輩格にあたる方々からも、「お前は本当は何がやりたいんだ」みたいなことは、よく言われているんです。でも、自分でもその辺はよくわからないんですよね。何か一つに決めなきゃいけないこと自体、よくわからなくて。

(次ページに続く)

電通CDCとは?

高度化する企業の抱える課題を複合的に解決するため、様々なセクションから実績のあるスペシャリストを集め、2009年に電通内に設けられた。構成は、テレビなどマスメディア・ベースのクリエーティブチーム、デジタル・ベースのクリエーティブ・チーム、ストラテジー・ベースのクリエーティブチーム。それぞれの専門性によって分かれているが、プロジェクトごとに横断的にチームを組む。今回のインタビュー・シリーズでは「マスメディア・クリエーティブチーム」から古川裕也氏、澤本嘉光氏、高崎卓馬氏、「デジタル・クリエーティブチーム」から佐々木康晴氏、岸勇希氏、「ストラテジー・クリエーティブチーム」から林信貴氏、樋口景一氏に話を聞く。

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「世の中で受けているものの逆をやる。それも誠実に。」の著者

清野 由美

清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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