• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

絶滅危惧種野菜と「ラブ・アクチュアリー」と小学生の誕生日会と

「一食入魂」の小山薫堂が語る「食」の楽しさ(その1)

2013年2月7日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

高島:毎回この対談では、ちょっとした「食べ物」のお土産を持参しております。ただ……今回は悩みました。小山さんといえば、いつも美味しいものを召し上がっている、グルメでしょう?

小山:いえいえ。そんなこと、ないですよ(笑)

高島:というわけで、そんな小山さんをして、「うわ、これ、初めて食べたぞっ」という一品をお持ちしました。

小山:へえ、なんですか?やっぱり、野菜?

苦い!でもうまい!絶滅危惧種野菜、登場

小山薫堂(こやま・くんどう)氏
放送作家。脚本家。1964年6月23日熊本県天草市生まれ。日大芸術学部放送学科在籍中に放送作家としての活動を開始。「カノッサの屈辱」「東京ワンダーホテル」「ニューデザインパラダイス」など斬新なテレビ番組を数多く企画。「料理の鉄人」「トリセツ」は国際エミー賞に入賞した。2008年公開された「おくりびと」が初めての映画脚本となるが、この作品で第60回読売文学賞戯曲・シナリオ部門賞、第32回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第81回米アカデミー賞外国語部門賞獲得をはじめ、国内外で高い評価を受けた。
 現在、作家以外の活動としては、以下の通り。東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科長同大教授、観光庁観光アドバイザー、熊本県地域プロジェクトアドバイザー、下鴨茶寮 亭主、日光金谷ホテル顧問、マルシェ・ジャポン発起人、東京スマートドライバー発起人、等。(写真:丸毛透、以下同)

小山:野菜の絶滅危惧種!?初耳です。

高島:オイシックスではリバイバル・ベジタブル、略称リバベジというブランドで販売しているんです。

小山:絶滅危惧種、ってことは、今ではほとんど作られていない野菜、ってことですよね?

高島:そうです。かつては普通に生産された品種で、時代の流行りに合わなくなっていったん栽培されなくなったものです。ほうっておくと、品種そのものが消えてしまう。ところが、原種に近いので味が濃く、今改めて食べてみると新鮮な驚き、新しいおいしさを与えてくれたりする。じゃあ、そんな古くて新しい品種を復活させようじゃないか、と考えて、このリバイバル・ベジタブル、というのを始めたわけです。

小山:オイシックスさんがやるとなると、やっぱり生産者もちゃんと顔が見えているんですね?

高島:はい。もちろんです。今日用意した野菜を栽培しているのは、長崎県の岩崎さんという方です。普通の野菜は、農家の皆さんが種を購入して、栽培するんですけれど、岩崎さんは徹底していて、種から自分で用意しているんですね。自分で種を収穫し、それを使って野菜を育てている。今日は岩崎さんが育てた「リバベジ」のなかでもとっておきのやつを用意しました。野菜、お嫌いじゃ、ないですよね?

小山:大好きです。うわ、お品書きまでありますね。「岩崎青首大根の柚子漬け」「広岡かぶのあっさり漬け」「日野菜かぶと青首大根皮のえび塩きんぴら」「水菜じゃこ」それに「おまけの紫芋ごはん」。

 では、さっそくいただきます。

 (しばし試食タイム)

小山:うん。苦みなんかもちゃんとあって。野菜の味に、なんというか、力がありますね。なんだか、なつかしい。野菜食べている、って感じがします。

 (さらに試食タイム)

小山:あ、僕、これ好きですね。岩崎青首大根の柚子漬け。

高島:岩崎さんは、有機栽培ではなく、自然栽培をしていて、畑には雑草もそのまま生やしています。珍しい野菜が多いので、野菜なのか雑草なのか、区別が付かないこともあります。

 (試食タイムが続く)

小山:ええっと……。この対談、野菜食べておわり、じゃないですよね(笑)

高島:ええ。そろそろ、お話をうかがおうかと。この連載は、さまざまな分野の達人を創った「食の歴史」についてうかがっているのですが……とはいっても、緊張するなあ、食のプロに食べ物の話を聞くのは。

小山:人間、飯を喰わないと死んじゃうので、あらゆる人が食のプロです(笑)

高島:あ、そういっていただけると、ちょっと気が楽になりました。小山さん、ご自宅ではどんなものを召し上がりますか?

小山:お酒を飲むので、つまみになるものが多いですね。豆腐が好きです。あと、油揚げ。それを焼いて醤油で、とか。

高島:豆腐に焼いた油揚げに醤油。居酒屋モードですね(笑)

小山:ね。グルメでもなんでもないでしょう(笑)

高島:でも、世間では、小山さんといえば、外食に詳しくて、グルメという印象が強いのですけれど。食べることに興味が出たのはいつからなんですか?

小山:えーっと、レストランで食事をするのが好きになったのは、大学生の頃ですね。なぜかといえば。

「賢者の食卓」のバックナンバー

一覧

「絶滅危惧種野菜と「ラブ・アクチュアリー」と小学生の誕生日会と」の著者

高島 宏平

高島 宏平(たかしま・こうへい)

オイシックスCEO

神奈川県生まれ、東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻修了後、外資系経営コンサルティング会社のマッキンゼー東京支社に入社。2000年6月にオイシックスを設立し同社代表取締役CEOに就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

リクルートは企業文化そのものが競争力です。企業文化はシステムではないため、模倣困難性も著しく高い。

峰岸 真澄 リクルートホールディングス社長