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くまモンと煮詰まった時の煮込み料理と

「一食入魂」の小山薫堂が語る「食」の楽しさ(その4)

2013年2月28日(木)

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高島:そもそも小山さんは九州新幹線開通を記念した、熊本県の認知向上キャンペーン「くまもとサプライズ」の企画者ですものね。キャンペーンのアイドルでもある、ゆるキャラの「くまモン」は2011年のゆるキャラグランプリの栄誉にも。というか、もはや「ゆる」じゃなくて「メジャー」キャラですね。

小山薫堂(こやま・くんどう)氏
放送作家。脚本家。1964年6月23日熊本県天草市生まれ。日大芸術学部放送学科在籍中に放送作家としての活動を開始。「カノッサの屈辱」「東京ワンダーホテル」「ニューデザインパラダイス」など斬新なテレビ番組を数多く企画。「料理の鉄人」「トリセツ」は国際エミー賞に入賞した。2008年公開された「おくりびと」が初めての映画脚本となるが、この作品で第60回読売文学賞戯曲・シナリオ部門賞、第32回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第81回米アカデミー賞外国語部門賞獲得をはじめ、国内外で高い評価を受けた。
 現在、作家以外の活動としては、以下の通り。東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科長同大教授、観光庁観光アドバイザー、熊本県地域プロジェクトアドバイザー、下鴨茶寮 亭主、日光金谷ホテル顧問、マルシェ・ジャポン発起人、東京スマートドライバー発起人、等。(写真:丸毛透、以下同)

小山:水野学さんがデザインした「くまモン」のプロデュースのお手伝いをしたこともあって、今、しょっちゅう熊本に帰っているんですが、この前も、熊本県の仕事があって飛行機で向かったら、空港に県庁の方が迎えにいらしてですね、車に乗ると、ペットボトル飲料が置いてある。

 手に取ったら、ペットボトルに巻いてあるフィルムに、くまモンがプリントされていた。だから、「え、くまモンのドリンク、発売するんですか?」って聞いたら、一緒に車に乗った県庁のひとが、にこにこして「サプライズです!」

高島:小山さんが驚く前に仕掛けた本人が自分で言っちゃあ……。

小山:「サプライズ」じゃない(笑)。まあ、キャンペーンの名が「くまもとサプライズ」ですからね。関係者みんなが「サプライズ」づいていて。

 でも、その人の良さがいいんですよ、熊本県庁のひとたち。

「くまモン」ヒットの理由

高島:ですね。それにしても、ご当地キャラクターをヒットさせるのは、なかなか難しいと思うのですが、「くまモン」は見事に普及しましたね。

小山:「くまモン」プロジェクトは2010年3月がスタートですから、あとちょっとでデビューから3年になります。そういえば、県庁のくまモンの担当者が、これはほんとうにすごいサプライズを仕掛けてくれたんですよ。

 くまモンがデビューして1年ほどたったころです。メディアにもずいぶん紹介されて認知度も向上しました。あるとき県庁に伺うと、担当者の成尾さんが、「1年間、ありがとうございました」と挨拶にいらしたんですね。で、僕に分厚い封筒を渡して、こうおっしゃるわけです。

 「小山さんに、お礼のお手紙を書きました。長い手紙なので付箋をつけておきました。そこだけ読んでいただければけっこうです」

 長い手紙?付箋?なんだそりゃ?
 と思いながら、封筒を開けてみると……。「これ」が入ってた(と、現物を見せてくれる)。

高島:え、これ、新書じゃないですか!タイトルは『もしくま もし、しがない地方公務員集団「くまモンとおもろい仲間たち」が小山薫堂氏の「もったいない主義」他を読んだら』。『もしクマ』……『もしドラ』のパロディ?装丁が、たしかに小山さんの『もったいない主義』や『考えないヒント』とそっくりだ。あれ、幻冬舎新書?

小山:違うんですよ。これ、手作りなんで。よく似せて作ってあるんです。実は、封筒から出てきたのは、この手作り新書の原版、だったんです。手紙だと思って引っ張り出したら……びっくりしました。

高島:ホントのサプライズですね。

小山:ええ。県庁のくまモンプロジェクトの成尾さんたちが、くまモンプロジェクトのあらましを自らまとめて、新書のかたちで僕にプレゼントしてくれたんです。

高島:……ちょっと、ぐっときますね。

小山:はい。

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「くまモンと煮詰まった時の煮込み料理と」の著者

高島 宏平

高島 宏平(たかしま・こうへい)

オイシックスCEO

神奈川県生まれ、東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻修了後、外資系経営コンサルティング会社のマッキンゼー東京支社に入社。2000年6月にオイシックスを設立し同社代表取締役CEOに就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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