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英語学習からスクープ記事まで、どんなデジタル機器でも読めます!

ジャパンタイムズのウェブ戦略を転換したトンプソン氏に聞く

2013年2月13日(水)

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 1897年に創刊された日本最古の英字新聞「ジャパンタイムズ」が、1月24日にサイトを大きく変えて、トラフィックが約3倍に急増している。同じ記事コンテンツを、パソコンやスマホ、タブレットに向けて、最適な画面で提供するシステムを作り上げた。これで、スクープ記事から語学学習ページまで、幅広いジャンルの記事が、どんな端末でも無料で楽しめるようになった。この改革を担当したジャパンタイムズのマーク・トンプソン・デジタル事業部長と、技術開発に協力したBENTO GRAPHICSのトム・ビンセント取締役とベンジャミン・トーマス・ディレクターに聞いた。

(聞き手は金田信一郎、篠原匡)

ウェブサイトを大きく変えましたが、そのきっかけは。

マーク・トンプソン、ジャパンタイムズ・デジタル事業部長

トンプソン:ジャパンタイムズの以前のウェブサイトができたのは、7年前のことでした。まだ、私が学芸部で編集をやっていた頃のことです。それからメディアが大きく変化して、モバイル機器にあまり対応できていなかった。特にスマートフォンとタブレット端末はダメでしたね。

 正直に話しますと、最初はアプリケーションを作ろうと思っていろいろ研究したんです。しかし、方針を転換しました。世界を見回すと、ほかの新聞では英フィナンシャル・タイムズと米ボストン・グローブが、「今までのやり方と違うものを出す」と言っていた。背景には、アプリを作ると、アップルなどに(収入の)数十パーセントを取られてしまう。そこで、直接、コンテンツをどのモバイル機器でも見られるという発想は魅力があったんですね。それで、「レスポンシブ・デザイン」に行き着いた。

レスポンシブ・デザインとはどんな特徴があるのですか。

トム・ビンセント、BENTO GRAPHICS取締役

ビンセント:それは、技術を担当した私とベン(ベンジャミン・トーマス)から答えましょう。これは、1つのコードで、様々なデバイスに対応できるというものです。

 これまで、パソコン画面のウェブサイトを作って、さらにスマホやタブレットに向けてアプリを作る新聞社が多かったですよね。これには手間がかかります。しかもアプリは、iPhoneやiPad、さらにはグーグルのアンドロイドなど、もういろいろな機種に合わせて作らなければならない。今では7インチのタブレットが次々と発売されています。

 アンドロイドはJavaでできていて、ウィンドウズとは違う作りなので、また手間がかかります。こうした開発の話だけではなくて、ジャパンタイムズ側から見ると、iPad、iPhone、Androidやウェブなどに、それぞれコンテンツを適応させて、それぞれに送っていくことは、運用上も大変な労力がかかります。

 それが、レスポンシブ・デザインにすれば、1つのコンテンツを作れば、パソコンやiPad、グーグルのタブレット、スマホ、それにiPhoneまで、どの機器にでも全部対応できる。

 例えば、パソコンのウェブサイトとして見える画面をタブレットで表示すると、そのまま小さくなってしまう。ところが、レスポンシブ・デザインならば、機器がどんな大きさのディスプレイと機能を備えているのか読み取って反応し、最適なデザインで画面にして映し出します。だから、画面サイズに合った最適なコラム(列)数に切り替えます。しかも、パソコンの3列からタブレットの2列になった時、記事や広告の位置も最適に組み直します。しかも、タブレットやスマホならば、タッチスクリーン用に指を使うナビゲーション画面に切り替わっていきます。

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「英語学習からスクープ記事まで、どんなデジタル機器でも読めます!」の著者

金田 信一郎

金田 信一郎(かねだ・しんいちろう)

日経ビジネス編集委員

日経ビジネス記者、ニューヨーク特派員、日経ビジネス副編集長、日本経済新聞編集委員を経て、2017年より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

篠原 匡

篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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