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少子高齢化や非正規雇用、動物園の課題も日本社会と同じです

江戸家小猫さんに動物園の最新事情を聞く

2013年2月14日(木)

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現在、国内には86の動物園と65の水族館がある。行動展示の導入などで「見て楽しい動物園」として進化するとともに、環境教育などを実践する「学べる動物園」としての存在感も高まっている。しかしその一方で、動物たちの少子高齢化や、非正規雇用の飼育員の増加による飼育技術の継承難など、日本社会の縮図のような問題も抱えている。動物園が大好きで年に何十回も通い、飼育員との交流も深い江戸家小猫さんに聞いた。

(聞き手は田中太郎)

旭山動物園に3回通ってカバの声を聞く

小猫さんは、動物のものまね芸というお仕事柄、動物園によく行かれることが多いそうですね。目的はやはり観察ですか。

江戸家小猫(えどや・こねこ)氏
1977年東京都生まれ、2011年立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修了。動物のものまねを得意とする江戸家の五代目。2011年に小猫を襲名した。動物の鳴き声を研究するために年に何十回も動物園に通い、飼育員との交流も深い(写真はドイツのケルン動物園で)

小猫:昨年は国内外合わせて62回、動物園に行きました。月平均にすると5回くらいですね。一番の目的は、やはり動物の声の勉強です。

 江戸家の芸は、私の曽祖父の代、明治末から110年ぐらい続いています。ウグイスや、カエル、イヌ、ネコといった身近な動物のものまねが中心ですが、なんと曾祖父はトラの声など動物園で会う動物のものまねもしていたらしいです。上野動物園が昨年、開園130周年を迎えていますから、曾祖父も動物園で勉強したのだと思います。

 親子代々、動物園にお世話になっていますが、ぼくは声の勉強だけでなく、飼育員さんや獣医さんたちとのつながりのなかで、動物園の多様性と可能性にすっかり魅了されてしまいました。

動物の声を学ぶというのは、具体的にはどんなことをするんですか。

小猫:まずは実際の耳で聞くというのが一番大事です。その上で、動物が鳴いているところを動画で記録して、自分のものまねと比べたりしています。しかし、動物園に行った時のことを思い出してもらうとわかると思いますが、動物はなかなか鳴いてくれません。これはもう出会いです。「いつごろ鳴きますか」と飼育員さんにたずねて、その情報を頼りに動物園に足しげく通うしかありません。

 印象に残っているのは、北海道の「旭山動物園」でカバの声を聞いたことです。「閉園時間が近づいてバックヤードに戻る時、獣舎の扉を閉める音につられて鳴くことが多い」という情報を飼育員さんに教えてもらい、そのタイミングに合わせてじっと待機し、鳴くのを待ちました。3回通ってやっと聞けました。

飛行機代を考えるとかなり高い授業料ですね。

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「少子高齢化や非正規雇用、動物園の課題も日本社会と同じです」の著者

田中 太郎

田中 太郎(たなか・たろう)

日経エコロジー編集長

1990年早稲田大学卒業、日経BP社入社。「日経レストラン」「日経オフィス」「日経ビジネス」「日経ビジネスアソシエ」「日経エコロジー」「ECO JAPAN」などを経て2014年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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松﨑 曉 良品計画社長