• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

TPPは安全保障の問題でもある

葛西敬之・東海旅客鉄道会長に聞く

2013年3月8日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 安倍晋三首相はTPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加を近く表明する。与野党にはなお異論がくすぶり、「聖域」を巡る駆け引きも激しくなる。葛西敬之・東海旅客鉄道(JR東海)会長は、TPPは経済問題であると同時に安全保障の問題でもあると指摘する。その真意とは。

安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」が動き出しました。

(写真:古立康三)

葛西:「アベノミクス」という言葉は、安倍さんが言い出した言葉ではなく、マスコミの造語ですよね。「レーガノミクス」を真似たのでしょう。

 この言葉は、レーガンに批判的なマスコミが、彼の政策を攻撃するために作った言葉だと私は思っています。その点で、「アベノミクス」という言葉はあまり好きではありません。

 ただ、その滑り出しは大変順調だと見ています。安倍政権が正しい姿勢を示すことで、非常に短期間で為替レートが修正されました。過度な円高の修正につれて株価も上がりました。本来あるべき姿に戻ったことは非常に良かったと思っています。

ダボス会議などでは、日本の円安誘導に対して批判的な意見も出ました。

葛西:あの批判はおかしいですよね。各国のエゴそのものだと私は感じました。円を過大評価して日本の競争力を弱め、利益を得てきた人たちの言い分ですよ。日本はそれまでなす術もなく流されてきた。ですが、今回は正当なバネが働いて、中正に戻ったということです。

 アベノミクスは今、アナウンスをしただけの状態です。それでも円安が進んだということは、今までの実態があまりに不適切だったことを示しています。捻じ曲がっていたものが、元の姿に戻った状態だと。

 経済界はこれまで、「行き過ぎた円高を是正すべき」と心の中で思っていました。ただはっきりと口に出しては言わなかった。経済界が小声で求めてきたことを、安倍首相が明言したから円高は修正されたのでしょう。

財政出動については、一部から「また公共工事で景気を浮揚させようとしているのか」という批判も出ています。

葛西:もちろん、財政規律はきちんとしなければならないでしょう。財政出動するにしても、将来、何かを生むものに対して出動すべきです。「何でもいいからとにかく公共事業をすれば雇用や需要が生み出せる」という方策は点滴のようなものです。日本の経済・産業の体力回復に結びつくか吟味すべきです。将来、何かを生むものであれば、躊躇する必要はありません。

コメント10

「徹底検証 アベノミクス」のバックナンバー

一覧

「TPPは安全保障の問題でもある」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネスクロスメディア編集長

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・運輸業界や小売業界などを担当。2017年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官