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作家と編集者の「相性」が、軽く見られすぎてきた

佐渡島庸平さん×澤本嘉光さん 第1回

2013年3月12日(火)

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「白戸家シリーズ」のCMプランナー、澤本嘉光氏セレクト、「人に発信するプロ」との対談企画。今回からのゲストは佐渡島庸平さん。『宇宙兄弟』などのヒット作を次々世に出してきた講談社の編集者でしたが、このほど独立して作家のエージェントを受け持つ「コルク」という会社を立ち上げました。才能を育て、世に出す「編集者」のお仕事の秘密に、われらが澤本さんが軟投系トークで迫ります。

撮影:大槻純一 対談場所:(SYNQA

澤本:僕は佐渡島さんと面識はあるのですが、そんなにすごく古くからのお付き合い、というわけではないんです。

佐渡島:共通の知り合いが多かった、という感じですよね。

澤本:たとえば僕の大学の同級生が、佐渡島さんの会社員時代の元・上司だったりして。佐渡島さんが週刊「モーニング」で『ドラゴン桜』の編集を担当していらしたときに、僕はその友人から「入ったばっかりなのに、すごく面白いやつがいる」という話を聞いていました。僕、『ドラゴン桜』という漫画がすごく好きだったので、そのうちぜひ紹介してくれ、って言っていたんです。

佐渡島:ただ、初対面は東日本大震災の後だったんですよね。『宇宙兄弟』つながりで、宇宙関係の飲み会があったじゃないですか。

澤本:はい。だから仕事での接点はないんですよね。

佐渡島:今日、電通さんから講演会のご依頼をいただいて、その書類上で初めて澤本さんとからみましたよ。

澤本:本当ですか。

佐渡島:宇宙飛行士の野口聡一さんともうお一方と僕との3人のパネルディスカッションで、澤本さんが司会で回していくという。

澤本:ええーっ? 聞いてないぞ。あ、でも、僕JAXAの「国際宇宙ステーションきぼう・利用促進委員会」の委員をしているので、会社で何か会をやるから参加するように、ってメールが来ていました…。確かに、「僕でよければ何でも協力します」と返していましたね。でも、司会とは一言も聞いていなかった。

(進行役)澤本さんは、いつもそのように、ざっくりと返事をしているのですか。

澤本:いや、そんなことはないですよ。とりわけJAXAの仕事は面白いし。面白いというか、何かカッコいいじゃないですか(笑)。

出ました。(このへんは、星野源さん第2回あたりを参照

作家の才能はどうやって育つのか

佐渡島:澤本さんは、ソフトバンクの白戸家シリーズで、古川聡さんともご一緒されていますし。

澤本:JAXAの仕事をやっているというと、カッコいいし、子どもも喜んでくれるんですよね。いや、それよりも本題に入りましょう。佐渡島さんが編集を担当されている『宇宙兄弟』は素晴らしい作品ですが、ああいうすごい作品を生み出す編集者の極意というものを、今回はぜひ知りたいと思っています。

『宇宙兄弟』

佐渡島:これは多分、広告の制作に携わる人も同じじゃないかと思うんですが、編集者って自分が作品を作るんじゃなくて、面白い才能を見つけてくる役目だと思うんですね。ある段階からは、それがさらに「育てる」ということに変わってくる仕事なんですが。

 僕なんかでも作家の才能を見つけた場合、自分が関わる限界がありまして、まず才能を発掘できたら、その後は、どこまで伸ばせるか、という観点でひたすらサポートするんです。

澤本:それはどうやるんですか。

佐渡島:ハートがあって成長しそうな人を見つけたら、初めは課題を投げたりしながら、頑張ってもらうんです。芽が出る前の時期って、たとえばお金があったり、締め切りに余裕があったりしても、それがいいものを作ることにプラスにはならない。

 ただし、その最初の少しストレスのある段階で才能の芽が伸びていけば、後はこちらが心地いい環境を用意することで、作家はどんどんいいものを描き出すんです。『宇宙兄弟』は、まさにそういう作品ですね。

澤本:対談が進む前にお話ししておきたいんですが、僕は今までに2回、細田守監督星野源君と対談をやらせていただいたじゃないですか。おかげさまで、周りにはすごく評判はよかったんですよ。

 ただ、その周りって、年齢でいうとだいたい40歳以下なんですね。実はうちの親父から「お前はしゃべり過ぎだ。阿川佐和子を見ろ」と、正反対のことを言われて…。

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「作家と編集者の「相性」が、軽く見られすぎてきた」の著者

澤本 嘉光

澤本 嘉光(さわもと・よしみつ)

CMプランナー

1966年、長崎県生まれ。東京大学文学部卒業後、電通に入社。カンヌ国際広告祭賞など内外の受賞多数。2007年に始まったソフトバンクモバイル「白戸家シリーズ」は5年目に突入し、いまや国民的CMに成長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

清野 由美

清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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