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チームが機能しないと売れるものはつくれない

齋藤ウィリアム浩幸氏×猪子寿之氏のデジタル時代のチーム論(前編)

  • 齋藤ウィリアム浩幸

  • 猪子 寿之

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2013年3月19日(火)

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 1970年代生まれの日米の異色起業家2人。日本側代表はチームラボ代表の猪子寿之氏。テクノロジーとアートを融合した独特のビジネスで最近はアジアにも進出している。

 アメリカ代表は齋藤ウィリアム浩幸氏。セキュリティー分野で有数のベンチャーを立ち上げ、マイクロソフトに売却。現在は日本に拠点を移し、精力的に活動している。2012年には『ザ・チーム』を出版した。

 日本に新たな成長をもたらすのは、既存の枠組みにとらわれない起業家たち。アントレプレナーとは何か、チームとは何か、そして、これからのネット社会で日本は強みを生かせるのか。2人に語り合ってもらった。

(聞き手は飯村かおり)

(撮影:大槻 純一、以下同)

お2人とも大学、高校の時には友人や仲間と一緒にチームをつくって、アントレプレナーとして活躍されています。なぜ会社に入るという普通の選択をしないで起業しようと思ったのでしょうか。

猪子:起業したのには、いくつかの理由があります。大きくは、インターネットが出てきて情報社会になったこと。その中では、物事が大きく変化していくわけです。例えば、社会の価値、価値がないこと、重要なこと、重要じゃないことが大きく変わる。新しい社会では、何が重要になっていくのか、自分で考えたかった。以前の常識を持っていることが思考の妨げになると思ったのです。

20世紀の社会構造で最適化された場所に行きたくなかった

 人間はオオカミに育てられるとオオカミになると言われるぐらいだから、環境に最適化しようとする。20世紀の社会構造で最適化された場所に自分が入ると、その場所で最適化されると思いました。とは言っても、学生から会社を始めた方がいい理由はなかった。選択肢がほかになかった、思い付かなかったということです。

 以前の社会構造の中でできた会社には入らない方がいいと思ったことに加えて、テクノロジーと文化が競争の源泉になる社会になる。それがどうビジネスと絡んでいくかは分からなかったけれど、取りあえず、新しい社会でその2つにコミットしようと思ったのです。

 本当はこの2つにコミットしようとしている会社があったかもしれない。でも、よく分からなかったので消極的な選択として起業したわけです。

猪子 寿之(いのこ・としゆき)
デジタルクリエーター。ウルトラテクノロジスト集団チームラボ代表。1977年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業と同時にチームラボ創業。大学院に進み、自然言語処理とアートを研究。独自の検索エンジンを開発したこともある。自分の会社を人気漫画「ONE PIECE」の麦わらの一味にたとえる。

 それと、チームという今回のテーマにつながるかも知れませんが、自分は1人では生きていけないなと思っていた。組織に入ると、ある程度個人の能力を求められているような気が直感的にしていたので、そこでは全く活躍できないと思ったわけです。

 実際はそんなことなかったと思いますが、そういうふうに想像したんです。組織に入ると、個人として勝てないな、だから、自分はやっていけないなと。だから、はじめからチームでやろう、仲間とやろうと思っていた。

 友達と一緒にいたかったし、一緒に働けた方が人生は楽しそうだと思ったのです。何かビジョン、すぐ稼げそうという強い確信があれば、友達が企業に就職していても後から誘えるかもしれない。でも、そんなイメージは全くなかった。一度就職した友達は誘えないと思った。学生は稼ぎがもともとゼロだけど、就職して会社を辞めれば給料がもらえなくなる。あるものが、ゼロになっちゃう、だから学生のうちに会社をつくったわけです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長