• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

リストラ技術者に起業の選択肢を

吉村孝郎・トーマツベンチャーサポート社長に聞く

2013年3月15日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 成長戦略を成功に導くには、民間の創意工夫を引き出す知恵が欠かせない。日本の開業率は依然低く、起業促進が積年の課題だ。トーマツベンチャーサポートの吉村孝郎社長はIT(情報技術)関連だけでなく、ものづくりベンチャーをもっと生み出すべきだと訴える。

アベノミクス効果で株価が上昇していますが、企業の上場意欲は高まっていますか。

吉村:今年になってIPO(株式公開)に向けた相談が増えています。リーマンショック前後と比べると5~6倍にはなってきましたね。やはりIT(情報技術)関連の引き合いが多いです。ただしITバブルだった頃と比べると経営者が変わりました。ビジネスモデルもしっかりしたものが多く、真面目なのも特徴ですね。

ベンチャー企業を取り巻く環境に変化はありますか。

吉村:IT関連のベンチャー企業を支援する取り組みが進んでいます。起業家向けに東京都内を中心にオフィスを提供するインキュベーション施設も増えてきました。IT関連のベンチャー企業は参入障壁が低いことに加え、スマートフォン関連の需要がおう盛なことを見込んで増えてきました。成功した起業家もたくさん出てきたので目指す人も多くなっています。

(写真:北山宏一、以下同)

 ただし全体でみれば起業家はまだまだ足りません。課題は地方と製造業です。ものづくりのベンチャー企業を生み出す施策が必要です。IT同様にものづくりのインキュベーション施設を作る必要があります。

どのような人が起業予備軍なのでしょうか

吉村:リストラの一環で地方の製造拠点や研究所の縮小や閉鎖が相次いでいます。退職を余儀なくされた技術者も多くいます。同業他社へ転職することだけを考えるのではなく、是非、起業する選択肢も持ってほしいと思います。

 アイデアと技術さえあれば起業できると思うのです。地方の研究所にいた技術者が起業に踏み切ることができるような環境作りが重要です。足りないのは後押しする力です。インキュベーション施設であったり、自己資金に加えられる補助金であったりといったことです。地方は家賃も安く起業しやすい環境にあります。せっかく優秀な人材がマーケットに出てきたのなら、自分で起業しようといえる環境にしてあげたいですね。

 技術者は開発や設計力はもちろん、地場の協力工場など人脈もあります。自分で考えたアイデアをもとに起業して、協力工場で生産すれば雇用も生まれ活気づくでしょう。

コメント0

「徹底検証 アベノミクス」のバックナンバー

一覧

「リストラ技術者に起業の選択肢を」の著者

西 雄大

西 雄大(にし・たけひろ)

日経ビジネス記者

2002年同志社大学経済学部卒業。同年、日経BP社に入社。日経情報ストラテジー、日本経済新聞社出向、日経コンピュータ編集部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部記者。電機、ネットなどを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員