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あなたは何歳で死ぬと思っていますか?

2013年4月19日(金)

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 チョコレートの「キットカット」やインスタントコーヒーの「ネスカフェ」などを販売するネスレ日本の高岡浩三社長兼CEO(最高経営責任者)は、父も祖父も42歳で亡くなったことから、自らの寿命も42歳で尽きることを覚悟して生きてきた。42歳を人生の「〆切」と定め、42歳からの逆算で人生を駆け抜けようと決めた結果、高岡氏は、今では1つの文化にまでなっているキットカットの受験生応援キャンペーンを成功させ、生え抜きの日本人として初めて社長に上り詰めた。

 このコラムでは人気プロデューサーおちまさと氏のプロデュースで高岡氏が自らの考えを綴った初の著書『逆算力 成功したけりゃ人生の〆切を決めろ』の一部を掲載し、高岡氏の逆算の人生哲学を紹介する。

 皆さんは何歳で人生を終えると思っていますか?

 私、高岡浩三は42歳で人生を終えると思っていました。

 日本人の平均寿命は、2011年時点で男性が79.44歳、女性は85.90歳。2009年に過去最高となった後、男女とも2年連続で短くなっているようですが、日本が世界屈指の長寿国であることは間違いありません。

 これだけ長寿の国ですから、若い読者の皆さんであれば、まだ自分が死ぬことなど、考えたこともないかもしれません。40代前後の皆さんでも、「どんなに少なく見積もっても60歳ぐらいまでは生きるのではないか」と考えている人が多いのではないでしょうか。

 もちろん、長生きは喜ばしいことです。生きていたいと思うことは生物として自然な欲求ですし、自分の親やおじいちゃん、おばあちゃんに少しでも健康で、長生きしてほしいと思うのも、ごく当たり前のことでしょう。

 ただ、自分の人生を歩んでいくことを考えるとどうでしょう。特にこれから社会で活躍していく若い人たちとって、自分が80歳まで、つまりあと50年とか60年も生きると想像することは、あまりにもリアリティがないのではないでしょうか。

 ただでさえ今の日本には閉塞感が漂っています。2012年12月に安倍晋三氏が首 相に就き、マスコミなどで「アベノミクス」と呼ばれている経済政策を進めたことで、厳しさは多少やわらいでいるようです。しかし、日本経済はバブル崩壊以降、もう20年も低迷したままなのです。しかも、少子高齢化が進み、人口が減り始めています。このような状況の中では、10年先、20年先はおろか数年先の未来さえ想像できない、という人も多いかもしれません。

 80歳まで生きるとして、自分がどんな人生を送るのか――。それを考えるには、日本人の寿命はあまりにも長すぎるのではないかと、私は常々考えています。長すぎるために、具体的な人生設計をなかなか立てることができない。具体的な人生設計を立てることができないために、結果的に人生がなんとなく過ぎていってしまう。大げさな言い方をすれば、このような人生の集合体が今の日本経済を形作っているのではないかと思うのです。

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「ネスレ日本社長 高岡浩三の「逆算力」 成功したけりゃ人生の〆切を決めろ」のバックナンバー

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「あなたは何歳で死ぬと思っていますか?」の著者

高岡 浩三

高岡 浩三(たかおか・こうぞう)

ネスレ日本社長兼CEO

1983年、神戸大学経営学部卒、ネスレ日本入社。ネスレコンフェクショナリーマーケティング本部長として「キットカット」受験キャンペーンを成功させる。2010年11月ネスレ日社長兼CEOに就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

おちまさと

おちまさと(おちまさと)

プロデューサー

1965年東京都生まれ。ヒット番組やWEBサイトの企画、企業ブランディングまでジャンルを越え活躍。「対談の名手」としてインタビュアーを務めることが多く、ブログやツイッターも高いアクセス数を誇る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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