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“根強いファン”を抱える、セガならではの次の一手

セガ代表取締役社長COO・鶴見尚也氏に聞く

2013年5月1日(水)

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 セガサミーホールディングスの2013年3月期第3四半期累計の連結決算では、売上高が2070億400万円で前年同期比33.6%減と落ち込んだ。また、米国子会社におけるのれんの減損損失や関係会社清算損などにより特別損失39億2600万円を計上。純利益は前年同期比91.1%減の30億6700万円となってしまった。とはいえ、市場拡大を続けるソーシャルゲームや新ハードの登場など激変する市場に対応するための種まきを続けた結果、V字回復に向けての芽は既に出始めている。今後の世界展開や、根強いファンを持つ老舗ならではの2013年の戦略を鶴見尚也セガ代表取締役COO(最高執行責任者)に聞いた。

(聞き手/伊藤哲郎=日経エンタテインメント!、写真/加藤 康)

最初に、昨年はセガにとって、どんな年でしたか?

2012年4月に代表取締役社長に就任した直後から、ハイスピードで改革を推し進めた鶴見代表取締役社長。「アミューズメント施設市場でもチャレンジを続けていき、あきらめる気はまったく無い」と話す

鶴見尚也氏(以下、鶴見氏):私が2012年4月に社長に就任した当時は、コンシューマーゲーム市場、特に海外市場が厳しく、大改革が必要でした。まず優先したのは、加速度的に変化が速まっているゲーム市場に合わせて、組織内の意思決定スピードを速めること。具体的には、取締役へ権限委譲を進めました。

 ゲーム作りというものは、生み出す過程で議論に加わる人数が多いほど良いアイデアが出てくるとは限りません。経験と情熱を兼ね備えた現場の取締役が責任を持ち、“ノッて”前向きに仕事を進められる体制作りを心がけました。

分社化も推し進めましたね。

鶴見氏:2012年7月には、一番変化が激しい市場であるスマートフォンデバイス向けコンテンツを中心とした事業をセガネットワークスへ。2012年10月にはアミューズメント施設や飲食店施設事業をセガ エンタテインメントへ分社化しました。いずれも新しい取締役が改革に取り組んでいます。東京・お台場のテーマパーク「東京ジョイポリス」では、新しいアトラクションを追加し、前年比で売り上げが20%以上アップするなど、既に成果が出てきています。

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「“根強いファン”を抱える、セガならではの次の一手」の著者

伊藤 哲郎

伊藤 哲郎(いとう・てつろう)

日経エンタテインメント!記者

日経エンタテインメント!企画委員を経て、2008年1月より日経エンタテインメント!記者。一貫してゲーム業界の進化を追い続ける。自称「日経BP一ゲームを愛する記者」

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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