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地球の裏側で日本の金型技術を待っています

ブラジル金型工業会副会長のパウロ S.F. ブラガ氏に聞く

2013年4月22日(月)

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 2014年のサッカーワールドカップ、2016年のオリンピックとビッグイベントの開催を控えるブラジル。自動車の販売台数が9年連続で前年の水準を上回るなど、順調に経済成長をする一方で、金型をはじめとする裾野産業のレベルは決して高いとはいえず、多くは輸入に頼らざるを得ない状況だ。ブラジル国内の産業をより活性化させるために、日本の技術に対して熱心にラブコールを送ってくれる業界も多い。そんな業界の一つである金型の現況を、ブラジル金型工業会副会長のパウロ S.F. ブラガ氏に聞いた。

(聞き手は木村 知史)

ブラジル金型工業会の関係者5人とともに来日されましたが、その目的は何でしょうか?

パウロ S.F. ブラガ(Paulo S.F. Braga)
ブラジル金型工業会副会長。自動車のプレス用金型の設計・製造を行うEILU Industria de Ferramentaria社で社長を努める。(写真:清水盟貴、以下同)

ブラガ:最大の目的は、日本の金型業界の方々とパートナーシップを結ぶことです。今回、海外産業人材育成協会(HIDA)の助けを借りて、金型関連の展示会「INTERMOLD2013/金型展2013」の中で日本の金型関連メーカーとの商談会やブラジルの金型産業の現状を紹介するセミナーを開催しました。こういった場を通して、ブラジルの金型産業の現状を知ってもらうとともに、その発展のために是非力を貸してもらいたのです。

ブラジルの金型産業について簡単に教えてください。

ブラガ:ブラジルでは現在、国内で使用する金型の半分以上を輸入に頼っています。需要はあるのですが、国内のメーカーでは賄うのがとても難しい。現に我々の会社でも仕事を全部受けきれずに断ることがあります。

ブラジルには金型メーカーの数が少ないのでしょうか?

ブラガ:現在ブラジルには金型メーカーが約1800社あります。実は2000年代の半ばには、金型メーカーは3000社以上ありました。これが淘汰されてしまったのです。

中国に奪われた市場を取り戻す

 その最大の原因は中国で生産する安価な金型を、多くの自動車メーカーが輸入したことによるものです。コストという点では、やはり中国メーカーにはかないません。その結果、精度などがあまり要求されない一般的な金型を作っていて、コスト削減の要求に応えられなかったメーカーは、残念なことにつぶれてしまいました。

 このような状況ですので、現在も多くの金型を輸入に頼っているのですが、これはブラジルの金型産業からいえば非常にもったいないことです。ブラジルは自動車、航空機などの産業を中心に急成長しています。こういった産業を支える金型は、順調にいけば一大産業に成長する可能性があると思っています。

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「地球の裏側で日本の金型技術を待っています」の著者

木村 知史

木村 知史(きむら・ともふみ)

日経ビジネスDigital編集長

日経メカニカル、日経ものづくり編集などを経て、2014年4月から日経ビジネスDigital編集長。アプリ開発やサイト運営をメインの業務とする一方で、製造業関連や中国関連の記事をサイトに執筆。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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