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リーダーシップを教えてくれた母親とあの有名人

2013年4月23日(火)

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 チョコレートの「キットカット」やインスタントコーヒーの「ネスカフェ」などを販売するネスレ日本の高岡浩三社長兼CEO(最高経営責任者)は、父も祖父も42歳で亡くなったことから、自らの寿命も42歳で尽きることを覚悟して生きてきた。42歳を人生の「〆切」と定め、42歳からの逆算で人生を駆け抜けようと決めた結果、高岡氏は、今では1つの文化にまでなっているキットカットの受験生応援キャンペーンを成功させ、生え抜きの日本人として初めて社長に上り詰めた。

 このコラムでは人気プロデューサーおちまさと氏のプロデュースで高岡氏が自らの考えを綴った初の著書『逆算力 成功したけりゃ人生の〆切を決めろ』の一部を掲載し、高岡氏の逆算の人生哲学を紹介する。

 小学4年生の時ですから父が亡くなる少し前のことです。母から小学校の生徒会の選挙に出なさいと言われました。「生徒会選挙に出なさい」という母親は珍しいかもしれません。私も当時は「何で生徒会の仕事をしなくちゃならないのか」と思ったことを覚えてます。

 でも、今ではとても感謝しています。私は、今の日本に足りないのはリーダーシップだと思っています。日本では、この「リーダーシップ」という言葉が誤解されているような気がします。リーダーシップは何も総理大臣や企業のトップに立つ経営者だけに必要というわけではありません。リーダーシップとは、周囲とコミュニケーションを取って主体的に問題を解決する力のことです。ですから、本来は社会人全員に備わっていなければなりません。

 こういう話をすると「リーダーシップはある程度、生まれついた資質に左右されるのではないか」という意見が出ます。でも私は、リーダーシップは訓練によって身につけることができるスキルだと思っています。リーダーシップはカリスマ性とは異なるものです。ここを誤解してはいけません。

 先ほど、リーダーシップについて、「周囲とコミュニケーションを取って主体的に問題を解決する力」と書きました。リーダーシップを発揮するには、先頭に立つことや目標を立てることももちろん大切なのですが、中でも大事な要素の一つがコミュニケーションです。コミュニケーションと聞くと、これまた苦手分野だと思う人も多いかもしれません。特に今は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などインターネットを介してコミュニケーションを取る機会が増えています。それだけに、顔をつき合わせてコミュニケーションを取るのが苦手という人も多いでしょう。一方で、自分はフェイスブックで何百人もの人たちとつながっているから、コミュニケーション能力は問題ないという人もいるでしょう。

 でもコミュニケーションを取る際に、本当に大事なのはフェイスブックで何人とつながっているといったことよりも、バランスを取りながら、伝えるべき時には仮に人と意見が違ってもはっきりと言う、ということだと思うのです。さらに言えば、コミュニケーション能力を高めようと思うなら、自分を知ることが大切です。

 あるビジネススクールが一流のリーダーとされる人たちのリーダーシップについて研究したことがあります。その結果、リーダーシップというものは千差万別であるという結論が導き出されたそうです。つまり、リーダーの数だけリーダーシップがある。人とのコミュニケーションで言えば、私のように小さい頃から弁が立つという人もいれば、引っ込み思案でなかなか言葉が出てこないという人もいるかもしれません。

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「ネスレ日本社長 高岡浩三の「逆算力」 成功したけりゃ人生の〆切を決めろ」のバックナンバー

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「リーダーシップを教えてくれた母親とあの有名人」の著者

高岡 浩三

高岡 浩三(たかおか・こうぞう)

ネスレ日本社長兼CEO

1983年、神戸大学経営学部卒、ネスレ日本入社。ネスレコンフェクショナリーマーケティング本部長として「キットカット」受験キャンペーンを成功させる。2010年11月ネスレ日社長兼CEOに就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

おちまさと

おちまさと(おちまさと)

プロデューサー

1965年東京都生まれ。ヒット番組やWEBサイトの企画、企業ブランディングまでジャンルを越え活躍。「対談の名手」としてインタビュアーを務めることが多く、ブログやツイッターも高いアクセス数を誇る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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