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誰よりも契約を獲れるから「社長」なのです

シンプレクス・ホールディングス 金子英樹社長

  • 安田 育生

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2013年4月26日(金)

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【対談前に一言】

 金子英樹さん率いるシンプレクス・グループは金融系のシステム会社だが、一言で言えば「尖ってる」異色の企業だ。技術力に対する自信の表れだろうが、自信過剰と見られてしまう懸念もつきまとうのは日本の悪しきビジネス慣習から来る嫉妬かもしれない。外資系投資銀行出身の金子さんの人柄がシンプレクスの性格そのものだ。とにかく話していて面白い。

 日本において異色のこの企業は、2002年にジャスダックで株式を公開し、直近の2013年3月期で売上高166億円、経常利益24億円にまでなった。同社を率いる金子氏が、いかに運命を切り拓いてきたかをたっぷり語っていただこう。

(安田育生)

シンプレクス・ホールディングス 金子英樹社長
ピナクル 安田育生社長
(写真:大槻純一、以下同)

安田育生(安田): ご無沙汰してます。それにしても素晴らしいオフィスですね。外資系のホテルに来たみたいだ。この雰囲気は貴方のセンスですか?

金子英樹社長(金子):そうです。建材を選ぶところから全て自分でやりました。

安田:外資系はともかく、日本の会社でこういう雰囲気のオフィスにするところは殆どないですね。会社のオフィスは、その会社のフィロソフィーを象徴するでしょう。ものすごい高収益を上げてるのに、オフィスはものすごく地味だったりね。

シンプレクス・ホールディングス 金子英樹社長

金子:私は11年サラリーマンをやりましたが、外資系でしか働いたことがないので、この雰囲気が当たり前だったんです。で、この世界に入って、日本のシステムインテグレーターですとか、ソフトハウスなどのオフィスがチープに見えてしまいましてね。同業者とは一線を画す会社にしたいという思いで独立しましたので、まずは外側から差別化しようと。あ、もちろん中身もそうするつもりでしたよ(笑)。

安田:かなりお金がかかったんじゃないですか。

金子:実はそれがそうでもないんです。まず賃料がロケーションやビルのグレードに対して割安なんです。元々は外資系証券がこのビルのオフィス部分の全フロアに入居する予定だったんですが、予定が変わりましてね。その外資系証券の仕様で造られていたところをかなり割安で借りられたんです。

安田:細かい内装や家具類は?

金子:そこにも実は全然お金がかかってないんです。調べてみたら、ごく普通の日本企業のオフィスの内装工事代やらオフィス家具やらが、チープな見た目の割に、ものすごく値段が高いのでびっくりしましてね。腕のいいデザイナーさんに任せたら、家具もその方のツテで安く調達できました。もともとは私の自宅をリノベーションするために探したデザイナーなんですが、住宅のリノベーションのノウハウでやってもらえたんです。

安田:全然安そうには見えないですよ。

金子:家具などで、高いものも中にはあります。でもね、オフィスで一番お金がかかるのは躯体(骨組み、主要な構造体)部分に関連する内装の工事費なんです。なぜかというと、躯体部分関連の内装工事は、そのビルを建てたゼネコンに既得権があって、独占的に請け負える習慣があるそうなんですよ。1社独占だからめちゃくちゃ高い値段を出してくるわけです。例えば天井をおしゃれな感じに変更しようとするとそうなります。

安田:そんなからくりがあるんですね。

金子:で、少々むっとしまして、もとの天井の下にもう一枚別の天井を作りました(笑)。おかげでゼネコンが言ってきた値段の3分の1程度で済みました。そういうことが積み重なると、内装工事代はかなり安くなります。

ソロモンのDNAを持つ独立軍団

ピナクル 安田育生社長

安田:金子さんらしい話だなあ。ところで会社の設立から何年になりますか。

金子:15年です。

安田:当初2~3年は確かソロモンブラザースのトップトレーダー、三上芳宏さんが社長をやってましたよね。

金子:そうですね。1997年に設立・創業して、私に交代したのは2000年です。

安田:金子さんもソロモン出身。三上さんとの関係はソロモンで出来たのですか?

金子:おっしゃるとおりです。当時のソロモンのトレーディング部門は、実際にトレーディングをやるトレーダーのチームと、金融工学を駆使して投資の機会を見つけたり、リスクを計測したりするチーム、それにそういったことをコンピュータのソフトに載せて、トレーダーがいろいろなことを分析するためのシステムを開発するチームと、全部で3つのチームがありまして、三上さんはその3つのチーム全体を統括する責任者、私はシステム開発チームの責任者でした。私から見れば、まさにもっとも尊敬する上司でした。

安田:で、三上さんがソロモンを辞めてヘッジファンドを立ち上げることになったと。

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