• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

タバコ部屋と「TED」は、実は似ています

TEDxTokyo仕掛け人に聞く「世界を変えるアイデア」の生み方

2013年5月7日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 異分野の才能が一堂に会し、互いの発想を刺激し合う。「TED Conference(テッド カンファレンス)」というイベントをご存知だろうか。1984年に米西海岸で有識者のサロン的な集会として始まり、「Ideas worth spreading(広める価値のあるアイデア)」を披露し合う場として、年々その規模を広げてきた。

 元米大統領のビル・クリントン氏やマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏、英ロックバンドU2のボノといった著名人が登壇したことで、「楽天家のためのダボス会議」とも呼ばれ、招待制のクローズドなイベントにもかかわらず、インターネットなどを通じて世界にその存在を知られている。

昨年開催された「TEDxTokyo2012」の様子

 不透明感を増す世界情勢の下、「異質のアイデアの共有がイノベーションを生む」というTEDのコンセプトは世界各地で反響を呼んでいる。2009年からは東京でも派生イベント「TEDxTokyo(テデックストウキョウ)カンファレンス」が開催されており、今年5月11日に5回目を迎える。NHKが共同企画番組「スーパープレゼンテーション」を放映したこともあって、TEDの認知度は日本でも一気に高まっている。

 このTEDxTokyoの仕掛け人が、パトリック・ニュウエル氏とトッド・ポーター氏。「日本には広める価値のアイデアがまだまだ沢山埋もれている」と指摘する2人に、「TED」の魅力を聞いた。

(聞き手は蛯谷 敏)

パトリック・ニュウエル(Patrick Newell)
TEDxTokyo代表。教育活動家として、20年以上に渡って、世界各国の学習環境の変革、向上に取り組む。1997年に東京インターナショナルスクールを創設、現在45以上の国から370人の生徒が通う。2009年にカリフォルニア州で行われている講演イベント「TED」を、「TEDxTokyo」としてトッド・ポーター氏とともに立ち上げた。児童養護施設の子供達を支援する「Living Dreams」、21世紀にふさわしい教育法を開発する「21 Foundation」など、学びに関する活動に精力的に取り組む。さらに日本における起業活動の支援と育成を提供する環境づくりを推進する非営利団体「インパクトジャパン」の共同設立者として運営に携わり、企業に対するクリエイティブ・コンサルタントとしても活動している。(写真:村田和聡、以下同)

TEDxTokyoは今年で5回目を迎えます。昨年から、NHKとの共同企画番組が始まった効果もあり、日本での認知度も高まってきました。

ニュウエル:僕自身は周囲の評価をあまり意識していませんが、日本でもTEDが知られるようになったのは良い傾向だと思います。アイデアを生むためには、「場作り」が何よりも重要ですからね。

 新しいアイデア、あるいはイノベーションというと、何かゼロから全く新しい発想をしなければならないと考えがちですが、決してそんな必要はありません。むしろ、オリジナリティ100%の発明なんて、世の中にほとんど存在しないんですから。

 それよりも僕が訴えたいのは、アイデアというのは、本質的には組み合わせによって生まれるものが圧倒的だということです。互いに全く関係のない事象でも、受け手の考え方や意識、その時の感覚によって、新しい発想につながる可能性がある。世の中を変える企画や発想は、大抵そうした組み合わせの妙から生まれてきました。

 ですから、異質のアイデアや考え方に沢山触れることは、新しいアイデアのヒントを得る上で非常に重要です。今年で5回目を迎えるTEDxTokyoで最も意識しているのは正にこの点で、異質なアイデアを皆さんにシャワーのように浴びてもらおうと思っています。

 個々のプレゼンテーターは、一人ひとり僕がお会いして、登壇をお願いした方々ばかりですから、内容については自信を持っています。けれど、それらが何か1つのテーマに沿っているかというと、全然脈略がないんですね。

 ちなみに、今年は「1+1=11」というテーマを掲げました。何か、意味深げに聞こえると思いますが、実はそれほど考えずにつけちゃった(笑)。1+1で2よりもっと大きくなる、というくらいに受け止めておいてもらえると、ちょうどいいと思います。むしろ、同じプレゼンテーションでも、見る側によって、全く違う受け止められ方をされてくれたら、大成功だと思っています。

コメント1

「キーパーソンに聞く」のバックナンバー

一覧

「タバコ部屋と「TED」は、実は似ています」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

富士山を目標にする人はいつか富士山には登れるでしょうが、エベレストには登れない。

澤田 秀雄 エイチ・アイ・エス会長兼社長、ハウステンボス社長