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「カリスマ経営者は、もう要らない」

孫泰蔵氏のイノベーションを生み出すチームの作り方

2013年5月14日(火)

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 組織内で新規事業の立ち上げなどを任されても、理想のチームを作れず頭を抱えるビジネスパーソンは少なくない。変化の激しい時代、イノベーションを起こせる組織とはいかなるものか。理想的なチームビルディングやリーダー像は、どのように変容しているのか。米ギルト・グループの創業を綴った書籍『GILT ~ITとファッションで世界を変える私たちの起業ストーリー~』で解説を担当したMOVIDA JAPANの孫泰蔵社長に、イノベーションを起こすチームの作り方やリーダーシップのあり方を聞いた。

身近な“あの人”を喜ばせたい

孫さんはMOVIDA JAPANで、ベンチャー企業の支援・育成を手がけています。日頃から多くのスタートアップベンチャーをご覧になっていますが、投資先を選定する際、どんな点を重視していますか。

孫 泰蔵(そん・たいぞう)
MOVIDA JAPAN代表取締役、ガンホー・オンライン・エンターテイメント会長。東京大学在学中にヤフージャパン立ち上げに参画後、インディゴ(現アジアングルーヴ)を設立。ガンホー・オンライン・エンターテイメントを創業し、同社は日本最大級のオンラインゲーム会社として展開中。2011年、スタートアップベンチャー育成のシードアクセラレーターをMOVIDA JAPAN内に設置。国内外のベンチャー支援・育成に力を注いでいる(写真:竹井俊晴)

孫泰蔵社長(以下、孫):最も重視しているのは、ビジネスモデル以前に創業チームのメンバーが「何が何でも絶対にやり抜くんだ」という熱い思いや志を持っているかどうかです。

 どんなサービスも、1人で実現するのは困難です。ワンマン経営では成り立ちません。とはいえスタートアップですから、当初から仲間を満足させるだけの報酬や見返りは提供できませんし、将来に対する保証もありません。

 周囲を巻き込めるかどうかは、創業者や創業チームがサービスやユーザーに対して熱意を持っているかどうかにかかっています。彼らの思いに強く共感した人たちが自然と集まり、創業者やチームを支えることが、さらなる成長と事業の継続性につながるのです。だから僕は、スタートアップの支援先を決めるとき、「何が何でも実現する。多少の困難ではへこたれない」との思いから生まれる情熱を大事にしています。

 絶対に実現したいとの熱い思いを抱くには、誰をどんな風に喜ばせたいのかといった、より具体的な対象を持つことがカギです。例えば「母親でもラクに使える携帯電話を作りたい」とかですね。他人のために頑張る方が、自分のために頑張るより力を出せる。喜ばせる対象や内容が具体的に頭の中にあって、「あの人たちのために頑張る」と思えた時、底知れぬパワーが生まれるのだと僕は思います。

 これはスタートアップだけではなく、企業の中で新規事業などを任された人にも通じることです。無理難題を上から与えられるだけでは、テンションは下がる一方ですよね。そんなとき、「身近にいる、あの人を喜ばせたい」といった具体的なイメージがあると、熱い気持ちで取り組むことができるのではないでしょうか。

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「「カリスマ経営者は、もう要らない」」の著者

瀬戸 久美子

瀬戸 久美子(せと・くみこ)

日経WOMAN編集部

旧・日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経WOMAN、日経TRENDY、日経ビジネス編集を経て2013年4月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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