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日本の生命保険の始まりは、大広間から

明治時代以来の保険営業の歴史

2013年5月30日(木)

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 日本の生命保険はいつどうやって生まれたのか?
 今回はそのお話をします。

 それを知るには、歴史を遡る必要があります。
 いつまで? 明治維新です。

 明治維新というと、坂本龍馬や西郷隆盛ばかりが注目されます。徳川家による幕藩体制の終焉。薩長を中心とし、天皇を戴く明治政府のスタート。つまり「政治」のパラダイムシフトがあった。そう見なされています。

 が、明治維新を「政治」だけで見ると歴史の真実を見誤ります。

 明治維新とはなんだったのか。なぜ、政治が変化したのか?

 原因はむしろ「経済」にありました。

政治的安定と引き換えに失った江戸の経済成長

 徳川300年は、世界史上まれにみる政治的な安定をもたらしました。
 けれどもそれと引き換えに失ったのが経済成長です。

 日本の国内総生産=GDPは、安土桃山時代までは、年率5%の勢いで成長していました。ところが、江戸時代を通じてみると、成長率は年率3%まで低下したのです。海外との取引ゼロで政治的安定をもたらした江戸時代は、一方で経済停滞の300年でもあったのです。

 長期的な経済停滞は、日本国内各所で軋轢をもたらしつつありました。しかも財布のひもは全国の藩すべてが徳川幕府に握られている。不満は蓄積する一方です。

 そこに現れたのが、アメリカから黒船でやってきたペリーです。

 黒船来航が、決壊をもたらしました。鎖国体制の終焉。それは政治の問題だけではありません。むしろ経済の開放です。

 つまり明治維新とは景気回復運動だったのですね。鎖国によりストップしていた海外との貿易を再開し、GDPを上げようとしていたわけです。歴史の大きな流れからすると、明治維新とはそういう位置づけです。それに比べれば「船中八策」なんていうのは、どうでもいい話です。

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「日本の生命保険の始まりは、大広間から」の著者

出口 治明

出口 治明(でぐち・はるあき)

ライフネット生命保険会長兼CEO

1948年生まれ。京都大学を卒業後、日本生命保険に入社。同社を退職後、2006年にネットライフ企画設立、代表取締役就任。2008年にライフネット生命保険に社名変更。2013年6月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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