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ネスレはなぜ今、東京に旗艦店を出したのか

食品世界最大手のエグゼクティブ・バイスプレジデントに、日本に投資する理由を聞く

2013年5月20日(月)

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 ネスレネスプレッソは4月、東京・表参道にカプセルタイプのコーヒーマシン「ネスプレッソ」の旗艦ブティックをオープンした。人口減などで今後の成長が期待できないことから、日本の拠点を縮小・撤退する外資系企業も多い。そんな中、なぜネスレはこの時期に旗艦店をオープンしたのか。スイス・ネスレでマーケティングや営業担当のエグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるパトリス・ビュラー氏に話を聞いた。

日本国内で2店目、東京では初となるネスプレッソブティックの路面店をオープンしました。

パトリス・ビュラー(Patrice Bula)氏
ネスレ エグゼクティブ・バイスプレジデント ストラテジックビジネスユニット、マーケティング、営業およびネスプレッソ担当
1956年生まれ。ローザンヌ大学HEC科学修士(経済学)、IMDエグゼクティブ ディベロップメントプログラム修了。1980年、ネスレスイス、ネスレケニア、ネスレ日本においてマーケティングトレーニー。1983年、ネスレ日本 プロダクトスペシャリスト。1985年、ネスレ日本 食品事業マネジャー。その後、スイス本社や台湾、チェコ共和国、南アフリカ共和国などでの勤務を経て、2003年にネスレドイツCEO(最高経営責任者)、2007年にネスレ中国CEO。2011年5月より現職。(写真:都築 雅人)

ビュラー:私は毎年、日本に来ています。日本はそれだけネスレとネスプレッソにとって重要な市場なのです。私は1980年代に日本に駐在していました。その頃とはもちろんだいぶ変わっていますし、毎年毎年、日本は違う表情を見せてくれます。日本は変化し続けているのです。一方で、日本が持っている価値や伝統は不変です。だから、私は毎年、日本に来るのが楽しみです。このような文化や価値観を持つ日本において、表参道にできたネスプレッソのブティックは新しい東京のランドマークになると考えています。

人口減が進み、成長が見込みにくい日本から撤退したり、拠点を縮小する外資系企業もあります。なぜこの時期に表参道にブティックを出したのですか。

ビュラー:我々は日本にとても大きな商機があると思っています。日本が特殊な市場だとは思いません。どの国のどの市場にもチャンスがあります。企業が挑戦しないための理由や問題は常にあるものです。しかし、ネスレは長期的に、そしてポジティブに市場を見ています。今、欧州は危機的な状況と見ている人が多いと思いますが、日本についてはそうでもないと言えるのではないでしょうか。

 日本の消費者は年齢にかかわらず、商品の質や高級感、ブランドなどを理解してくれます。日本には、ネスプレッソによる究極のコーヒー体験を消費者にお伝えできるチャンスがあるのです。

日本に投資するいい機会

 確かに、日本は人口動態などにより、難しい経済環境に置かれています。しかし、だからこそ、我々は日本に投資するいい機会だと確信しています。そして、日本の消費者に本当のネスプレッソ体験をしてもらいたいと考えています。

 日本の消費者は要求が高いので、常にベストを尽くさなければなりません。ですから、表参道にこのような旗艦店を出したのです。ネスプレッソブティックに来ることによって、エスプレッソのことやコーヒーのことをより深く理解していただけると思います。

ネスレの長期の視点だと、日本にはまだまだ成長の余地があるということですね。

ビュラー:ネスレが日本にやって来て今年で100年です。我々は長期間、日本にかかわってきたのです。これはネスレの企業文化の基礎です。冷静に消費者から学び、文化を学んで、消費者に満足してもらえる商品を提供することに注力してきました。中国か日本かということではなく、日本の消費者にいかに満足してもらうかを考えているのです。

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「ネスレはなぜ今、東京に旗艦店を出したのか」の著者

小平 和良

小平 和良(こだいら・かずよし)

日経ビジネス上海支局長

大学卒業後、通信社などでの勤務を経て2000年に日経BP社入社。自動車業界や金融業界を担当した後、2006年に日本経済新聞社消費産業部に出向。2009年に日経BP社に復帰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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