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日本のコーヒーをもっとおいしくします

コーヒーハンター・川島良彰氏に聞く

2013年6月3日(月)

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 コーヒーの輸入量では第4位と、コーヒーの大消費国である日本。そんな日本でも、まだまだおいしくないコーヒーが出回っているというのはミ・カフェート社長の川島良彰氏。近著『私はコーヒーで世界を変えることにした。』で、世界中でコーヒー栽培に携わり、「コーヒーハンター」と称賛された自身の生きざまを紹介した同氏に、日本のコーヒー業界の現状などについて聞いた。

(聞き手は木村 知史)

大手のコンビニエンスストアであれば、どこでもいれたてのコーヒーが飲めたり、あるいは「サードウェーブコーヒー」の波に乗ってこだわりのコーヒーを提供する店が増えたりなど、最近の日本を取り巻くコーヒーの環境が変わりつつあるように感じます。

川島:すごくいいことだと思います。特にコンビニ各社が切磋琢磨しておいしいコーヒーが飲めるようになった現状は、コーヒー業界全体にとってとてもいいことです。

 というのも、100円台でそれなりにおいしいコーヒーが飲めるようになるということは、それ以上のお金をいただいてコーヒーを提供する飲食店は、味をもっと良くしなくてはならない。その努力が必要になるからです。

せっかくの料理も最後のコーヒーで台無しに

川島 良彰(かわしま・よしあき)
ミ・カフェート代表取締役CEO
1956年静岡県の珈琲焙煎卸業の家に生まれる。高校卒業後、中米エルサルバドルのホセ・シメオン・カニャス大学に留学。その後、国立コーヒー研究所に入所、内戦勃発後も同国に残りコーヒーの研究を続ける。1981年UCC上島珈琲に入社し、ジャマイカ、ハワイ、インドネシアなどでコーヒー農園を開発、各現地法人の役員・社長など歴任。51歳で同社を退職し、2008年株式会社ミ・カフェートを設立。(写真:的野弘路)

値段の割にはあまりおいしくないコーヒーを提供する店が多いということでしょうか。

川島:レストランとかホテルとか、おいしくないコーヒーを出しているところっていくらでもありますよ。素晴らしい料理にマリアージュされたワイン、さらにはスイーツもおいしいけどコーヒーがひどいレストランとか。あるいは、ホテルのラウンジで一杯1000円以上だけれども、味が残念とか。それもこれも、日本のコーヒー関係者がさぼってきたからいけないんですけど。

 私の使命の一つは日本のコーヒーをおいしくすることだと思っています。ワインと比較すると分かりやすいのですが、品質のピラミッドがワインはできあがっている一方で、コーヒーにはそれがない。品質のピラミッドをコーヒーにも作りたいのです。

 普段はそこそこの値段でそこそこのワインを飲んでいる人がいるが、特別な日には、少し頑張って高いワインをオーダーして飲んだりするじゃないですか。そういったことがコーヒーにはない。コーヒーもワインのブドウと同じ農産物、フルーツなんです。産地によってももちろん味が違うし、収穫された年によっても味が違う。そういったことが多くの人には認識されていない。

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「日本のコーヒーをもっとおいしくします」の著者

木村 知史

木村 知史(きむら・ともふみ)

日経ビジネスDigital編集長

日経メカニカル、日経ものづくり編集などを経て、2014年4月から日経ビジネスDigital編集長。アプリ開発やサイト運営をメインの業務とする一方で、製造業関連や中国関連の記事をサイトに執筆。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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