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長嶋茂雄さんが景気に果たす役割とは

宅森昭吉・三井住友アセットマネジメント理事・チーフエコノミストに聞く

2013年6月6日(木)

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このところ株価が乱高下していますが、景気の状況をどう見ていますか。

宅森:景気に関して言えば、今年はいい感じだと思います。2012年4月頃から景気は「ミニ後退」だったと言うエコノミストが多かったのですが、私は後退そのものがなかったと主張していました。統計の問題などで最近になって「ミニ後退はなかった」という見方になってきていますので、一安心しているところです。

宅森 昭吉(たくもり・あきよし)
1957年東京生まれ。1980年慶応義塾大学経済学部卒業、三井銀行(現・三井住友銀行)入行。調査部、市場営業部などを経て1994年さくら証券チーフエコノミスト。2001年さくら投信投資顧問チーフエコノミスト、2012年4月より現職。主な著書に『ジンクスで読む日本経済』(東洋経済新報社)など。(撮影:清水盟貴)

 仮に景気後退が成立したとしても、2012年11月を転換点として上向いていることは間違いありません。きっかけは何と言っても円高修正です。1ドル=70円台は景気に対して非常にネガティブ。80円台になると元気が出てくるんですね。アベノミクスの登場で為替が動き出して、景気の様相はずいぶん変わりました。

 信じるか信じないかは別として、日銀が2%のインフレ目標を掲げたのが大きかった。諸外国を見ても2%の物価目標を採用しているところが多いですから、日本だけが目標を1%にしていると、購買力平価説で判断する人は円買いに走ってしまうんですね。これに加えて、米国経済がいい方向に動いていることも円高修正につながりました。

 株価は乱高下していますが、これまで相当上がりましたよね。テクニカル的にも行き過ぎのシグナルが出ていましたから、高すぎてちょっと落ちたんだと思います。

とはいえ、景気の持続力に心配はありませんか。

宅森:2013年1~3月期は輸出の伸びで外需がプラスに働き、個人消費も結構良かった。春が早く来たので、春物衣料が売れたことも影響したのでしょうね。問題はこれからどうなるかです。

 1つのポイントは設備投資ですが、これから出てきそうな雰囲気だと思います。アベノミクスの重要な点は期待インフレ率を上げて実質金利を下げることにあります。これから実質金利が下がってくれば設備投資には追い風になるでしょう。それと、いわゆる「第2の矢」で財政も出していますから、4~6月期には効いてくるはずです。

 7~9月期、10~12月期については注目すべきことがあります。民間エコノミスト約40人に聞いた「ESPフォーキャスト調査」を見ると、7~9月期、10~12月期は全員が景気は上向くと回答しているのです。消費増税を前にした駆け込み需要によって、2014年1~3月期までは日本の景気はかなりしっかりした動きになると見ています。

コメント1件コメント/レビュー

ジャイアンツファン以外の人間には長嶋は関係ないとしか言いようがないが、まあそれはさておき、面白い視点で景気動向を見ていて興味深いと思った。(2013/06/06)

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「長嶋茂雄さんが景気に果たす役割とは」の著者

渡辺 康仁

渡辺 康仁(わたなべ・やすひと)

日経ビジネス副編集長

1994年日本経済新聞社に入社。2002年から2004年まで日経ビジネス記者。日経新聞に戻り、編集局経済部などを経て2013年から日経ビジネス副編集長。アベノミクスの行方に関心を持つ。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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ジャイアンツファン以外の人間には長嶋は関係ないとしか言いようがないが、まあそれはさておき、面白い視点で景気動向を見ていて興味深いと思った。(2013/06/06)

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