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節電の夏、やりくりする奥の手はありますか?

環境経営戦略総研の杉江一浩スマート・エネルギー推進部部長に聞く

2013年6月13日(木)

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 今年もまた「節電の夏」がやってくる。電力使用制限は発令されない見通しだが、相次ぐ電気料金の値上げによる負担が企業にのしかかる。東日本大震災から3年目を迎える今年、節電の夏にどう向き合えばよいのか。小売業を中心に4700店舗で、消費電力量を見える化するシステムを使ったコンサルティングを進めている環境経営戦略総研の杉江一浩スマート・エネルギー推進部部長に聞いた。

(聞き手は田中太郎)

今年の夏は電力使用制限は発令されずに済む見込みですが、東日本大震災から3回目の夏を迎え、注目の節電方法はありますか。

杉江:節電のお基本は「人の手でできること」と「機械に任せること」を分けて考えて取り組むことです。例えば、ムダな照明のオン・オフは人の手でできますが、空調のコンプレッサーの回転数を必要に応じて抑えるといったことは機械ではければできません。両方をうまく使い分ける必要があります。

空調の自動制御、数カ月で省エネ投資回収

杉江 一浩(すぎえ・かずひろ)
1977年名古屋市生まれ。2005年英リーズ大学ビジネススクール卒業。現在、環境経営戦略総研の中核を担う事業推進部門の責任者として、全国50社以上の食品スーパーマーケットやドラッグストアなどにおけるエネルギーマネジメントを手がけている。(写真:佐藤久)

 先に機械に任せる例を挙げると、経済産業省の外郭団体の環境共創イニシアチブ(SII)が昨年からビルエネルギーマネジメントステム(BEMS)の導入を補助する仕組みを作り、さまざまなサービス提供会社が登場して、導入企業にとってBEMSが使いやすくなっています。低価格化で市場がテイクオフするちょうど良いタイミングで補助金が後押ししたと思います。

 小売業で言うと、冷蔵・冷凍ショーケースをはじめとする空調の消費電力が4~5割を占めます。コンプレッサーを自動制御して消費電力を下げる効果は大きいです。BEMSというとこれまでは1カ所に導入するだけで500万円とか、1000万円かかるような高価なシステムという印象がありましたが、100万円や200万円といった低価格で使えるようになってきました。

 空調設備を設計する電気工事会社は、後からクレームがつかないように、店舗の規模に比べて余裕をもたせるケースが多く、今まではそのオーバースペックの部分を普通に使っていました。しかし、やりようによっては8割のエネルギーで済ませられるようになります。そういった制御は、人の手ではなかなかできません。そこをうまくできるのが自動制御です。

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「節電の夏、やりくりする奥の手はありますか?」の著者

田中 太郎

田中 太郎(たなか・たろう)

日経エコロジー編集長

1990年早稲田大学卒業、日経BP社入社。「日経レストラン」「日経オフィス」「日経ビジネス」「日経ビジネスアソシエ」「日経エコロジー」「ECO JAPAN」などを経て2014年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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澤田 秀雄 エイチ・アイ・エス会長兼社長、ハウステンボス社長