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部品メーカーは今を我慢すれば道が開ける

スマホ分解のプロ、フォーマルハウトの柏尾南壮氏に聞く

2013年7月1日(月)

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電子部品の最大市場は、今やスマートフォンとなっている。日本の部品メーカーにとって、スマートフォン市場でいかにシェアを高めるかが、会社の命運を握っているといっても、過言ではない。今後、スマートフォン開発では、何に気をつけるべきなのか。これまで数多くのスマートフォンを分解してきたフォーマルハウト・テクノ・ソリューションズディレクターの柏尾南壮氏に聞いた。 (聞き手は木村 知史)

これまで多くの電子機器を分解し、その調査・解析レポートを発行されています。一体、どれぐらいの数の電子機器を分解されたのでしょう。

柏尾 南壮(かしお・みなたけ)
フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズディレクター
1974年生まれ。1994年、大学在学中にフォーマルハウト・テクノ・ソリューションズを設立。当初は映画台本や電子機器の仕様書翻訳などを行なう。その後、デジタルカメラや携帯電話など、モバイル機器の調査・解析を開始。現在までにiPhone、iPadを含め、累計約500台の電子機器を分解し、調査・解析レポートを発行。クライアントの多くは海外企業で、製品メーカーのほか、金融機関、シンクタンク、公的機関とも関係をもつ。(写真:清水盟貴、以下同)

柏尾:電子機器の調査・解析レポートのサービスを本格化したのは2008年頃からです。これまでの5年間で、約500台の電子機器を分解しました。レポートを発行するとともに、セミナーなどで詳しく解析結果をお話しすることもあります。

 その多くは携帯電話機ですが、それ以外にもデジタルカメラやゲーム機、最近ではタブレットなどを分解しています。基本的には、クライアントからの依頼によって分解する電子機器を決めています。

2008年は、ちょうど米アップルの「iPhone 3G」がソフトバンクモバイルから発売された時期です。

柏尾:そういった意味では、日本で発売されたスマートフォンは、大多数を分解してきたのではないでしょうか。

スマートフォンを分解し続けてきて、いろいろ感じたことがあるかと思います。まず、お聞きしたいのは、iPhoneとほかのスマートフォンとの違いなのですが。

柏尾:iPhoneの素晴らしい点は、私が改めて言うには及ばないと思いますが、製品に対するこだわりでしょうか。筐体にコストを度外視してアルミニウム合金を使用したり、小さなサイズの筐体に整然と部品を並べたりなど、他社では考えられないことを実践しています。「0402サイズ(0.4×0.2mm)」と呼ばれる小さなサイズのコンデンサを使用しているのも、ほかではあまり見られません。

 ただ、電子部品の新機能の採用という観点から見れば、「アップルはスロー」だというのが率直な感想です。Androidのスマートフォンでは当たり前のように採用され始めたクアッドコア(4つのコア)のプロセッサもまだ採用せず、デュアルコア(2つのコア)のままです。またカメラの画素数は800万画素と、例えばライバルである韓国サムスン電子の「GALAXY S4」が1320万画素のものを採用しているのと比較すると見劣りします。

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「部品メーカーは今を我慢すれば道が開ける」の著者

木村 知史

木村 知史(きむら・ともふみ)

日経ビジネスDigital編集長

日経メカニカル、日経ものづくり編集などを経て、2014年4月から日経ビジネスDigital編集長。アプリ開発やサイト運営をメインの業務とする一方で、製造業関連や中国関連の記事をサイトに執筆。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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