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課長と部長と経営者が単純な分業になってはいけない

第1回 金井政明・良品計画社長(中)

2013年7月17日(水)

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 日本人らしい、地に足の付いたリーダーシップで、会社を成長発展させている経営者には、何か共通点があるのではないか――。「現場力」の重要性を唱え、企業戦略やマネジメントに精通する遠藤功・早稲田大学ビジネススクール教授(ローランドベルガー会長)が、いま注目の日本人リーダーに迫る。

 対談の1人目は、良品計画の金井政明社長。「無印良品(MUJI)」を展開する同社はこのところ好業績を続け、前期は最高益を更新した。中国などへの海外展開も加速中だ。

前回から読む)

遠藤:リーダーとして成長するには、一皮むける体験を30代、40代ぐらいのときにできるかどうか。金井さんはどうだったんですか。

金井:私が長野の西友にいて、商品部のバイヤーを担当していたときのことです。それは、無印良品を甲信越で展開するという話で、私はその担当になった。そこから無印良品と関わり始めて、こちらに来ました。

金井 政明(かない・まさあき)
1957年長野県生まれ。76年長野県北部高等学校卒業。同年西友ストアー長野入社。93年良品計画に転籍。生活雑貨部長として送品開発を主導。営業本部長などを経て、2008年2月から社長。現会長の松井忠三氏とともに良品計画の構造改革に取り組み、海外展開も推進してきた。(写真:大槻 純一、以下同)

 実は当時、別の会社に出向する予定だったんです。というのも、長野の西友が名古屋のホームセンターを買収したということで、「そこの担当者として現地へ行ってください」という内示をもらっていました。

 でも、無印良品にいらした当時の木内政雄さんからも「こちらで一緒に働かないか」と誘われていましたので、内示をいただいたときも「少し待ってください」とお願いをして、その結果、1992年の9月に無印良品へ入ることになりました。

西友出身者の9割は戻ってしまった

遠藤:すごく大きな分岐点ですね。木内さんが金井さんに目を付けていらっしゃった。

金井:無印談義をする人はたくさんいるけど、原価の構造だとかが分かったうえでバイヤーが務まっている人が足りない。だから、私にはそこを担当せよと。

 というのは、良品計画は1989年に西友から分離したんですが、そのときに西友から来ていた人たちには選択肢があって、良品計画という真新しい会社に残るか、親会社の西友に戻るか、どちらかを選べた。そうしたら9割が西友に戻りましたね。当時、良品計画なんて会社よりも、西友へ戻った方が安泰だと思ったんでしょう。

遠藤:うわー。でも人間ってそういうものかもしれないですね。残った人は「変人」ですね。

金井:そうですね。それこそ「変人」じゃないと残らなかったでしょうね。

遠藤:思いのある人だけが残って、思いのない人たちは西友に戻っちゃったという意味で、リトマス試験紙だったのかもしれないですね。

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「課長と部長と経営者が単純な分業になってはいけない」の著者

遠藤 功

遠藤 功(えんどう・いさお)

早稲田大学ビジネススクール教授

ローランド・ベルガー日本法人会長。1956年生まれ。79年早稲田大学商学部卒業、三菱電機入社。米系戦略コンサルティング会社を経て、2000年ローランド・ベルガー社長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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