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ロンドンっ子に愛される「下町のどら焼き」

英国で過熱する「日本食ブーム」の舞台裏

2013年7月19日(金)

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ヨー!スシの人気に象徴されるロンドンの日本食ブームを舞台裏で支えているのは誰か。非日系資本の日本食チェーンと取引するサプライヤーを取材すると、そこには現地に根付いた日本人や日系卸、日本食に魅せられた英国人起業家の姿があった。

 英国の回転寿司チェーン最大手「ヨー!スシ」では、回転ベルトの上を皿に乗ったどら焼きが回っている。1997年の創業当初から続く人気メニューの1つだ。

 このどら焼きを製造している工場が、南ロンドンにある。英国で唯一の和菓子製造会社、ワガシ・ジャパニーズ・ベーカリーである。従業員は13人。同社を切り盛りする田口晴恵氏は、「ここはロンドンの下町のような場所。まさか、東京の下町の味をここで守ることになるとは、夢にも思わなかった」と笑う。

毎日3600個のどら焼きを製造するワガシ・ジャパニーズ・ベーカリーの従業員たち。右から4番目が田口晴恵氏

 田口氏は、東京都足立区にある和菓子店「喜田家」の次女として生まれた。父親はもともと和菓子職人ではなかったが、戦後の物不足の中で甘い菓子を作れば売れると考え、手先の器用さを生かしてどら焼きを作り始めたという。田口氏は、四六時中、和菓子作りに打ち込む父の背中と、その後を引き継ぎ、がむしゃらに働く姉の姿を見て育った。そのためか、いつしか、和菓子中心にすべてが回る生活に疑問を感じるようになっていった。

 1972年、田口氏は21歳の時に、住み込みの家事手伝いとしてロンドンに渡る。そして英国人の男性と出会い、結婚。その数年後に転機が訪れた。希望の職に就けなかった夫が、突然、「どら焼きを作る」と言い出したのだ。

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「ロンドンっ子に愛される「下町のどら焼き」」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

スカーレット

スカーレット(ろーら・すかーれっと)

ロンドン支局 記者

英シェフィールド大学で日本語を専攻。2010年に英国王立芸術大学(RCA)に進学し、日本のデザインと消費文化の研究に従事する。2012年から日経ビジネス・ロンドン支局記者

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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