• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

自民勝利、“投資家目線”の政策発動を注視

チャールズ・J.ヤン米CFA協会次期議長に聞く

2013年7月22日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 国際的なアナリスト団体、米CFA協会の議長に、日本で長らく投資業務を担ってきた人材が選出された。T&Dアセットマネジメントのチャールズ・J.ヤン最高投資責任者(CIO)だ。

 世界の投資のプロ、約11万人が保有する「CFA」の資格を認定する協会で、ヤン氏は9月から新議長として、投資家の行動規範の徹底を改めて促す構えだ。加えて、日本のマーケットを熟知した立場として、昨日の参院選で勝利した自民党の安倍晋三政権が、経済政策アベノミクスで今後、世界の投資家から評価を得られるような具体策を出していくことができるかどうかも注視していくという。(聞き手は松村伸二)

CFA協会とは、どんな組織ですか?

チャールズ・J.ヤン氏(以下、ヤン):世界的な証券アナリストの業界団体で、1960年代前半に発足しました。本部は米国のバージニア州にあります。最も有名なのは、投資や資産運用のプロに与える「CFA資格」です。

 受験者数は、初の試験を実施した63年には米国とカナダで金融の仕事をしていた284人でしたが、昨年は世界中から21万人以上に膨らみました。この資格を持つメンバーは今、世界に約11万人います。

 これらのメンバーに継続的な教育を施したり、仲間同士のつながりを支援したりする認可団体は138まで増えました。日本には99年に設立した日本CFA協会があります。

世界的に認知された資格が仕事をスムーズに

チャールズ・ J. ヤン(Charles J. Yang)氏
CFA協会副議長(9月より議長に就任予定)。T&Dアセットマネジメント最高投資責任者(CIO)。1963年9月、日本で生まれる。カリフォルニア大学バークレー校で応用数学学位を取得。90年、ニューヨーク大学スターンビジネススクール卒、経営学修士号取得。同年、米ニューヨークでJPモルガンの資産運用部門にクオンツ・アナリストとして入社。その後、ニューヨークと東京のJPモルガンにて、日本・米国・グローバル債券のファンドマネジメントを担当。2002年、ソシエテ・ジェネラル・アセットマネジメント(現アムンディ・ジャパン)運用本部アクティブ運用グループ債券運用部長。2007年、同社CIO。2008年、T&Dアセットマネジメント執行役員。2011年より現職。この間、CFA協会認定証券アナリスト、2006年より日本CFA協会会長に就任後、2009年、CFA協会理事に就任。(撮影:都築雅人)

CFAの資格についてもっと詳しく教えてください。

ヤン:ファンドマネジャーやアナリストに代表される投資・資産運用のプロたちが、金融知識を向上させるために保有する国際資格です。現場でのOJTだけでは得られないような、金融や運用の専門的な知識を学ぶことができます。

 日本にも、新聞のマーケット記事などに相場のコメントを載せている「アナリスト」が存在します。証券会社やシンクタンクなど、それぞれの会社が独自に与えた“肩書き”で、国内を中心に仕事をしている人が少なくありません。そうした方々の中には、CFA以外のアナリスト資格を持っている方もいます。

 一方、グローバルに金融業務を展開する場合、世界的に認知された資格があれば、仕事をスムーズに進めることができます。今や、このスタンダードと位置づけられているのが、我々のCFA資格なのです。世界中で知らない人と出会っても、名刺に「CFA」と書いてあれば、安心して一緒に仕事ができると言われます。

 試験には高い専門知識が求められ、最短でも合格までの期間は3年も掛かります。教科書は本6冊で3000ページぐらいあり、「1000時間の勉強をしないと受からない」とさえ言われています。

コメント0

「キーパーソンに聞く」のバックナンバー

一覧

「自民勝利、“投資家目線”の政策発動を注視」の著者

松村 伸二

松村 伸二(まつむら・しんじ)

前日経ビジネス副編集長

日刊紙の日本経済新聞、リアルタイム速報の日経QUICKニュース(NQN)、テレビの日経CNBC、週刊誌の「日経ビジネス」と、日経グループの様々な媒体を渡り歩き、マーケット記事を中心に情報発信を続ける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官