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ソフトバンクはセブンイレブンになれ

ローランド・ベルガー菊地泰敏氏に聞く

2013年8月1日(木)

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 通信業界がまた動き出しそうな気配だ。ソフトバンクは買収合戦の末、米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを手中に収めた。最大手のNTTドコモは対「iPhone」の旗頭としてソニーと韓国サムスンのスマートフォンを「ツートップ」に据える。一方で携帯電話会社の主力サービスだった通話やコミュニケーションサービスは、LINEやグーグルのようなOTT(オーバー・ザ・トップ)と呼ばれる事業者に浸食されている。自身も通信業界に身を置き、ICTの世界に精通しているコンサルタント、ローランド・ベルガーの菊地泰敏パートナーにこの先を占ってもらった。

(聞き手は小板橋太郎)

菊地泰敏(きくち・やすとし)氏
1967年東京都生まれ。92年大阪大学基礎工学部情報工学科卒業。94年同大学院修士課程修了し、新電電の1つである国際デジタル通信(IDC)に入社、2005年同社を退社し、米国系戦略コンサルティング・ファームを経て、ローランド・ベルガーに参画。07年東京工業大学MOT(技術経営修士)。通信、電機、IT、電力および製薬業界を中心に、事業戦略立案、新規事業開発など豊富な経験を持つ。グロービス経営大学院客員准教授としてマーケティング・経営戦略をテーマに教鞭をとる。(写真は都築雅人)

菊地さんは国際デジタル通信(IDC)の出身なんですね。懐かしい会社名です。

菊地:そうです。1985年の通信自由化で、国際、長距離、地域通信の3カテゴリーが自由化されますが、IDCは国際通信部門で、伊藤忠商事とトヨタ自動車、英ケーブル&ワイヤレス(C&W)が共同で設立した会社です。

IDCはその後、どんな運命をたどるのでしたっけ。

菊地:99年にC&WとNTTの買収合戦があって、いちおうC&Wの傘下に入ります。そのタイミングで私もまだ残っていたのですが、C&Wが2005年に日本市場から撤退し、ソフトバンクの傘下にはいりました。私はそのタイミングで辞めてコンサルティングの世界に入りました。

 いまメジャーなプレーヤーはNTTとKDDI、ソフトバンクの3社になりましたが、その収束を中と横とで見てきたわけです。

ドコモが描く全体像が見えない

当時は想像もできなかったようなことが通信業界で起きていますね。今日はまず、キャリア(携帯電話会社)とOTTとよばれるプレーヤーとの話から伺いたいと思います。先日も少女暴行殺人事件でLINEが使われたように、こうしたサービスが若者に根を張っていますね。

菊地:全世界的な傾向でこの流れは止まらないと思いますね。日本はもともとキャリアが強かったので、ドコモがiモードでコンテンツに進出したように、通信会社は端末やコンテンツをも支配する、という空気があった。

 ところが端末では米アップルやグーグルのような強敵が現れ、コンテンツの分野ではOTTが席巻している。携帯電話会社がもっている通信以外のおいしい部分が両社に持って行かれている格好です。ですから、海外とはちょっと違った現象が起きています。

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「ソフトバンクはセブンイレブンになれ」の著者

小板橋太郎

小板橋太郎(こいたばし・たろう)

前日経ビジネス編集委員兼副編集長

1991年立教大学文学部史学科卒、日本経済新聞社入社。整理部、社会部、産業部などを経て2011年から日経ビジネス編集委員。現在は日本経済新聞社企画報道部デスク

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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