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株価2万円はあるの?

「黒田バズーカ」第2弾を考える

2013年8月21日(水)

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 日経平均が2万円に達する――。そんな株価予想をするエコノミストが目に付くようになってきた。果たして、アベノミクスと黒田バズーカは再び炸裂するのか。株価を歴史的、かつ多角的に検証していくことで名高いスフィンクス・インベストメント・リサーチ代表取締役ストラテジストの別府浩一郎氏に「2万円説」について聞いた。

(聞き手は金田 信一郎)

現在の株式市場をどう見ていますか。

別府:「アベノミクス」と「異次元緩和」による相場は、極端に上に振れました。現在は、この過熱を冷ます過程にあると見ています。

株価上昇は異常だった、と。

別府:実際の株価指数(TOPIX:東証株価指数)を振り返れば分かりやすいと思いますね。まず、6カ月予想値(6カ月後の株価予測)と実際の株価の乖離率を見ると、アベノミクスと異次元緩和によって予想値を実際の株価が上回り、4月は42%も高い水準になりました。

TOPIX日々線および6ヵ月予想値
(資料)東京証券取引所、QUICK「QSS株式月次調査」

 これまで日本では、予想よりも低い株価で推移することが多かったんですが、昨年のアベノミクスの到来によって、傾向が逆転して、予想を爆発的に上回る状態になりました。今は、これがだんだん終息に向かっている状態です。

 5月22日には、今年10月末に到達すると予想されていた株価を付けています。つまり、5カ月も前倒しで数値を達成してしまったわけです。

 この頃は、極端な株価上昇があったことが、いろいろな数字から読み取れます。5月20日には、株価指数(TOPIX)が200日移動平均線から44%以上も乖離しています。これほど、株価の基調から外れて極端に高くなったことは過去にも例を見ないことです。2005年に小泉政権が「郵政解散」に踏み切り株価が急上昇した時でも、乖離率は29%(2006年1月5日)でした。バブル期に記録した35%(1987年4月17日)をも上回っています。

現在は一服している?

別府:今では、6カ月予測を達成することが、だんだん難しくなってきた状況ですね。移動平均との乖離率も、今年9~10月にはゼロに近付くと見ています。

ということは、株価は上がらない、と。

別府:郵政解散やバブル期のケースでは、移動平均から極端に乖離した後は、一旦、マイナスまで落ち込み、再び12%程度まで再浮上して株価のピークを付けています。

 ただ、今回はどうか。第2の「アベノミクス」や「黒田バズーカ(異次元緩和)」といった政策的サプライズも期待しにくい状況です。まあ、企業業績の改善によって、株価を下支えはできると思いますが。

で、本題ですが、「年内に日経平均2万円」という予想があります。

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「株価2万円はあるの?」の著者

金田 信一郎

金田 信一郎(かねだ・しんいちろう)

日本経済新聞編集委員

1990年横浜国立大学経済学部卒業。同年、日経BP社入社、日経ビジネス記者、ニューヨーク特派員、日経ビジネス副編集長などを経て2014年より現職。産業、金融、経済事件を中心に取材・執筆。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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