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なぜ大企業はスタートアップと組みたがるのか

トーマツ ベンチャーサポートの斎藤祐馬事業開発部長に聞く

2013年9月3日(火)

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 毎週木曜日の朝7時から9時、スタートアップのベンチャー企業と大手企業とを結ぶイベントが開かれている。野村証券とトーマツ ベンチャーサポート、Skyland Venturesが共催で開く「モーニングピッチ」だ。

 毎回4~5社のスタートアップ企業がビジネスモデルや事業内容を発表。大手企業は新規事業開発などでの連携の可能性を探る。KDDIやTBS、三菱UFJ信託銀行、野村総合研究所、ジャフコなど、様々な業種の企業がオフィシャルサポーターに就いており、早朝にもかかわらず毎回50社程度の企業が参加している。

 このイベントを中心となって手がけているトーマツ ベンチャーサポートの斎藤祐馬事業開発部長に狙いや成果などを聞いた。

(聞き手は西頭 恒明)

スタートアップのベンチャーと大企業とをつなぐイベントを開こうと考えた理由は何ですか。

斎藤:「モーニングピッチ」は今年1月から始めて、既に二十数回開いています。最近では東京のほか、福岡や大阪などでも地元のベンチャー起業家に発表の場を提供する形で定期的に開くようにしています。IT(情報技術)や農業、教育事業といった具合に、毎回テーマを決めてスタートアップのベンチャーに発表してもらっているのが特徴です。

 一番の目的は、ベンチャー企業と大企業との取引や提携によって、オープンイノベーションを起こしたいということです。

 実は、ベンチャー企業と大企業の間には意外と接点がありません。まず、大手企業から見るとスタートアップのベンチャーの情報を入手できる場があまりないんですね。さらに、実際に会ってみたとしても、今度は目利きに困るんです。大企業に勤める普通のビジネスパーソンには、彼らの事業モデルやサービス内容を的確に評価するのが難しい。ですから、ベンチャーと大企業の双方にとってニーズを満たせる場を作ろうと考えました。

斎藤 祐馬(さいとう・ゆうま)氏
1983年生まれ、30歳。慶應義塾大学経済学部卒業。2006年トーマツ入社。2010年にトーマツ ベンチャーサポートの事業立ち上げに参画。現在、ベンチャー企業に向けて販路開拓支援やパブリシティー支援、資金調達支援などを行っている(写真:北山 宏一)

 朝7時から9時という、一般的な企業であれば業務時間前に開いているのは、「仕事だから来る」のではなく、ベンチャーとの提携・連携を真剣に考えている人に参加してもらうためです。おかげさまで早朝にもかかわらず、新規事業開発部門などを中心に毎回50社70人程度の方が参加してくれています。

大企業が今なぜ、スタートアップのベンチャーと組みたいと考えているのでしょうか。

斎藤:2008年のリーマンショック後、多くの企業は新規事業の開発を凍結し、財務体質の改善に励みました。それもようやく落ち着き、将来に向けて何か新しいことを始めようという段階に入ってきましたが、社内を見回してみてもそのタネが見つからない。ずっと凍結していたからです。

 今、多くの企業が「次に何をやればいいのか」という課題を抱えています。ベンチャー企業と組んで何かをするのは選択肢の1つとなります。

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「なぜ大企業はスタートアップと組みたがるのか」の著者

西頭 恒明

西頭 恒明(にしとう・つねあき)

日経ビジネス副編集長

1989年4月日経BP社入社。「日経イベント」を経て、96年8月「日経ビジネス」編集部に異動。2008年10月日経ビジネス副編集長。2009年1月日経情報ストラテジー編集長。2012年1月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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