• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

中国最西部まで広がる人手不足の深刻さ

新疆で地下街を運営する辰野元信・新疆辰野商貿董事長に聞く

2013年9月4日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 中国景気が減速する中、内陸がこれからの成長の原動力になるとの見方がある。では日本企業にとってビジネスチャンスが広がっているのか。もちろん、そうした面はあるが、乗り越えなければならない問題も多い。新疆ウイグル自治区の中心地、ウルムチで15年前から地下街のショッピングセンターを運営する新疆辰野商貿の辰野元信董事長に聞いた。

(聞き手は宮澤 徹)

ウルムチと聞くと日本人はシルクロードや民族問題のイメージが強いですが、ビジネス面ではあまり馴染みがありません。

辰野 元信 氏
日本オラクルで8年間営業・ビジネスプラン作成の部署を経た後、イスラエル・デジタルペンの副社長兼日本販社社長に就任。亡き父の後を継ぎ、2009年に今のウルムチショッピングセンターの代表取締役に就任。現在、インドネシア市場を狙った新規事業も立ち上げ中。

辰野:中心部へ日本人を案内すると、多くの方はだいたい第一声で「普通に都市ですね」と言います。砂漠の上に月が出て、ラクダが歩いているイメージを持つ人が多いですが、実際はもう上海ですと言っても分からないぐらいです。人口は15年前の3.5倍で、車も増え、渋滞も問題になっています。

 中国政府はウルムチの公共投資にかなりの力を注いでいます。最近は地下鉄の工事も始まりました。2018年に完成の予定です。来年には北京と結ぶ高速鉄道も完成すると言われています。ネックだった物流がどんどん改善され、これから急激に伸びるマーケットであるのは間違いないでしょう。ガスなど資源も豊富で、エネルギー関係で儲けた富裕層も増えてきました。

人件費高騰に苦しむ沿岸部のような問題はありますか。

辰野:実はそれが頭の痛い問題なのです。先ほど述べたような発展に伴い、人件費が急騰しています。年20%増ぐらいで推移してきて、今は上海と同程度です。相当な高給を提示しないと来てくれません。働き手がとにかく足りていません。

 流通業でも、月給3000元(約48000円)以下だと人は来てくれず、月給はさらに上がる気配があります。社員をせっかく研修をしても、他社に引き抜かれてしまうこともあります。春節(旧正月)で実家に帰ったら、もう帰ってこないこともあります。沿岸部の企業の悩みとまったく一緒です。

コメント0

「キーパーソンに聞く」のバックナンバー

一覧

「中国最西部まで広がる人手不足の深刻さ」の著者

宮澤 徹

宮澤 徹(みやざわ・とおる)

日経ビジネス副編集長

日本経済新聞社産業部、中国総局、重慶支局長、2012年秋日経ビジネス副編集長。製造業とアジア担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

「絶対これしかありません」というプランが出てきたら、通しません。

鈴木 純 帝人社長