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最終組み立ても自ら手がける

ヤマトホールディングス・木川眞社長が語る(後編)

2013年9月19日(木)

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 日経ビジネス9月16日号の特集連動企画「物流大激変」。第3回は前回に続き、ヤマトホールディングスの木川眞社長のインタビューをお送りする。前編で木川社長が語った「物流部門を企業のプロフィットセンターに変える」。これを具体的にどの拠点でどのようにして実現しようとしているのかを聞いた。

(聞き手は日野なおみ)

ヤマトホールディングスは総額2000億円を投じて次々に新しい物流施設を立ち上げています。それぞれの機能、狙いを教えてください。

木川眞社長(以下、木川氏):まず、今年8月に「厚木ゲートウェイ(GW)」という大型物流ターミナルを稼働させた。今後は中部、関西にも厚木と同じものを建設する予定だ。東名阪3大都市の入り口に、GWが揃うことになる。

ヤマトホールディングスの木川眞社長。みずほコーポレート銀行から物流業界への転身で、「素人だからこそ改革に挑むことができた」と語る。(撮影:竹井 俊晴)

 この狙いは、国内のスピード輸送を徹底的に追求することにある。もちろん、スピードが速くなっても、コストが上がれば全く意味はない。我々は大都市圏・主要都市圏で近い将来、宅配便のネットワークを「当日配送」できるよう進化させることを目指している。

 ただその際、「申し訳ありませんが、料金は2倍です」といっても誰も喜ばない。だから運賃は基本的に上がらない。そのためには、我々のコストを下げないといけない。そこで、宅急便の仕組みを抜本的に変えることにした。

具体的には。

木川氏:これまで、宅急便は集めた荷物を夕方までダムのようにプールしてきた。夜まで貯めて、夜中に一斉に全国の拠点に向けてトラックを走らせるというものだ。

 ヤマト運輸には全国に69の主管支店があり、この69の主管支店同士が、深夜、相互にトラックを走らせて荷物を運んでいる。この仕掛けで、宅急便の「翌日配達」が成立してきた。

 ただこの仕掛けのまま宅急便を「当日化」しようとすると無理が出る。日中、トラックが荷物でいっぱいになる前に、何回か69×69路線にトラックを走らせる必要があるためだ。これでは運転手も余計に必要になるし、燃料費もかかる。積載効率が悪いから、べらぼうに高い値段でないと実現できなくなる。

 だから今まで69×69路線に走らせていたトラックを、3×3路線にする。東京、中部、大阪の間に、終日トラックを走らせる。これによって関東圏、中部圏、関西圏及びその周辺にある北信越の一部、東北の一部、それから中国エリアの一部まで当日配送できるようになる。

 関東エリアの中でも主管支店はたくさんある。これまでは、それぞれの主管支店が荷物を仕分けてきたが、それを「関東一円」にしてしまう。つまり関東向けの荷物が来たら、自動的にどんどんトラックに乗せて、厚木GWに送り込む。そして厚木GWで初めて、関東域内の仕分けを全自動でする。

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「最終組み立ても自ら手がける」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネスクロスメディア編集長

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・運輸業界や小売業界などを担当。2017年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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