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引き返せない温暖化、気候変動への適応を真剣に考える時

足達英一郎・日本総合研究所理事に聞く

2013年9月25日(水)

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 猛暑やゲリラ豪雨など異常気象の発生が相次いでいる。日本の気候が以前とはがらりと変わってしまったようだ。気温上昇を想定して気候変動の影響に対処する「適応策」の重要性を指摘する足達英一郎・日本総合研究所理事に聞いた。

(聞き手は田中太郎)

今年の夏は非常に暑かったですね。高知県四万十市で国内観測史上最高の41℃を記録したのはびっくりしました。 気象庁は、長期的な気温の上昇や猛暑日の増加は二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響が現れていると指摘しています。

陸上だけでなく、海上の異常気象にも注意

足達英一郎(あだち・えいいちろう)氏
日本総合研究所理事・ESGリサーチセンター長。一橋大学経済学部卒業後、民間企業を経て、1990年に日本総合研究所に入社。経営戦略研究部、技術研究部を経て現職。企業の社会的責任といった視点から産業調査、企業評価をてがける。金融機関に対し、社会的責任投資や環境配慮融資のための情報を提供する。

足達:そうですね。企業の方とお話しする際、気温上昇を2℃以内に抑えようという「緩和策」よりも、最近ではもっぱら、気温上昇を想定して気候変動の影響に対処する「適応策」を話題にしています。こんなことを言うと、「緩和策に力を入れなければ、気候変動の影響はより大きくなってしまう」と、緩和策の推進を訴える方からは怒られてしまうのですが……。

猛暑やゲリラ豪雨など異常気象の発生が相次いでいます。日本の気候が以前とはがらりと変わってしまったように感じます。海外でも、2011年のタイの洪水で日系メーカーのサプライチェーンが打撃を受けたことが記憶に残っています。

足達:米国では昨年12月にハリケーン・サンディが米国東部を襲い、ニューヨーク証券取引所が2日間ストップしました。今年5月には米国南部のオクラホマ州で巨大竜巻が発生し、多数の死者が出ました。温暖化と竜巻には因果関係がないという分析結果が出ているようですが、ハリケーンの巨大化には温暖化の影響があるという合意ができつつあります。

 日本ではあまり報道されていませんが、今年7月に日本の海運会社のコンテナ船がインド洋で沈没する事件がありました。原因を究明中なので軽々なことは言えませんが、海運業界の方のお話を聞くと、最近は海上の異常気象も以前よりも激しくなっているそうです。陸上の異常気象だけではなく、海の異常気象についても、もっと意識を高めなくてはならないかもしれません。

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「引き返せない温暖化、気候変動への適応を真剣に考える時」の著者

田中 太郎

田中 太郎(たなか・たろう)

日経エコロジー編集長

1990年早稲田大学卒業、日経BP社入社。「日経レストラン」「日経オフィス」「日経ビジネス」「日経ビジネスアソシエ」「日経エコロジー」「ECO JAPAN」などを経て2014年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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