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今は、北朝鮮問題に“闘魂”注入中

――日本維新の会、アントニオ猪木参議院議員に聞く

  • 森田 聡子

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2013年10月11日(金)

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 あの男が、再び国会というリングの上に帰ってきた。夏の参院選で18年ぶりの国政復帰を果たしたアントニオ猪木議員。着任早々、北朝鮮についての積極的な発言が目立つ。昨今は中韓の影に隠れて目立たない北朝鮮だが、拉致問題は一向に進捗せず、核問題を巡る6カ国協議再開の見通しも立っていない。硬直する日朝関係に未来はあるのか。猪木議員に聞いた。

(聞き手は森田聡子)

そもそも出馬をされたきっかけは、もう一度、外交問題に取り組んでみたいからとおっしゃっていました。

アントニオ猪木(あんとにお・いのき)氏
1943年神奈川県生まれ。60年、家族とともに移民したブラジルで力道山にスカウトされ、プロレスの世界へ。「燃える闘魂」をキャッチフレーズに、リング上で数々の伝説を残す。89年、「スポーツ平和党」を率いて参院選に初当選。当時は、プロレスラーとの“二足のわらじ”で話題に。2010年には、日本人として初めて、アメリカでプロレス殿堂入りした。
(写真:大高 和康)

猪木:そうですね。先の民主党政権も、今の自民党政権も、外交面ではまだまだ物足りない。そもそも国家間の外交は、今日、明日で会って握手をしたくらいでできるものじゃないでしょう。そういう点で、私はプロレスラー時代、そして前回の議員時代を通じて、大袈裟に言えば世界中にチャンネルを持っていますからね。それが再度、政治の世界に戻ってこようと思ったきっかけではありますね。

今の日本の外交で物足りない部分というのは、例えばどういうことですか?

猪木:1980年代のバブル以降、外交が「最初にカネありき」という時代がありましたよね。まだその残照が残っているというか。日本の外交関係者と会ったとき、政治家もそうなんですが、20年で世界がどれだけ変わったかが分かっていない、そもそも現場を見ていないと感じることが多いんです。その辺り、確かに外務省の役割も大切ですが、それ以上に重要なのが議員外交。とはいえ、今の議員はほとんど海外にチャンネルを持っていませんからね。そもそも、議員外交の先鞭をつけたのは私なんですよ。ロシアが最初だったかな。

いつ頃のことですか。

猪木:1989年、議員になった年です。きっかけはそれより前、民間外交でロシア(当時はソビエト連邦)を訪問したんです。プロレスのイベントを通して、大統領になる前のエリツィン氏にお会いしました。ゴルバチョフ政権下のバカーチン内務大臣らとも面識ができました。それが初当選後、議員団の一員としてロシアを訪問したときに役立ったんですね。議員団のお偉方からは「新人議員がやって来て何をやっていくんだか」くらいの目で見られていたと思うんですが、次々にロシア政府の要人と会っていくので、びっくりされちゃって。最後には、在ロシア日本国大使館とタッグを組むような形になったわけです。そのとき、私が何をしたかは、元外務官僚の佐藤優君がいろいろ本に書いてくれています。酒を飲んで、いかついロシア人にウオツカの瓶を振り上げたとか。まぁ、あの頃はやんちゃでしたからね。

対中外交はどうお考えですか。

猪木:中国在住の日本人を何人か知っているんですが、彼らが口を揃えて言うのが、「中国の領土は日本の25倍ですよ。その広い領土を統治するに当たって、狭い島国の日本と同じような考え方ではとても無理なんですよ」ということ。一方的に日本の物差しで測るだけじゃなくて、中国の歴史や統治の仕方などにも、多少は配慮する必要があるのではないかと思いますね。

尖閣問題は依然緊迫していますし、武力衝突の可能性も消えたわけではありません。

猪木:私としては、もっと平和的な話し合いができないものかな、と思いますけどね。かつてのロシアもそうでしたが、昔、北方領土で日ロ共同イベントをやるという話が、結構いいところまで進んでいたんですよ。私ができることは、そういう政治的に非常に高い壁を、スポーツ交流という誰にも反対できないテーマを契機に打破していくこと。

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