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20万円の格安「宇宙葬」を日本でも

元NASA技術者が提案する異色の「おくりかた」

2013年10月22日(火)

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 遺骨を宇宙に埋葬する「宇宙葬」というサービスをご存知だろうか。遺灰をアルミニウム製のカプセルにつめ、ロケットに積み込んで打ち上げる。地球の周回軌道を数カ月回った後、大気圏に突入して流れ星となる。こうした葬儀サービスを提供する会社は以前から存在したが、今年夏、米サンフランシスコに拠点を構えるベンチャーが、1990ドル(約20万円)と従来の半額以下の料金設定を打ち出し、話題を呼んだ。
 提供するのは、元米航空宇宙局(NASA)のエンジニア、トマス・シヴェ氏が創業したエリジウムスペース。10月1日からは日本でも予約の受け付けを開始した。シヴェ氏に、サービスの狙いと日本展開の理由を聞いた。

(聞き手は蛯谷 敏)

トマ・シヴェ(Thomas Civeit)氏
1977年フランス、パリ生まれ。欧州の宇宙機関、ESAで宇宙技術者のキャリアをスタートさせ、その後、米航空宇宙局(NASA)で8年間、ハッブル宇宙望遠鏡などのミッションに携わり、NASAから多くの賞を受賞した。2012年にNASAを退職、拠点をサンフランシスコに移し、エリジウムスペースを創業した。宇宙開発の専門家。

10月1日から宇宙葬サービス「Memorial Spaceflight」の予約受け付けを日本でも始めました。概要を教えてください。

シヴェ:その名の通り、灰になった遺骨の一部を宇宙に埋葬するサービスです。米国で今年の夏から開始しましたが、日本でもこのほど予約の受け付けを開始しました。私たちのインターネットのサイトから申し込んでいただくと、登録した住所に約1センチ角のアルミニウム製カプセルをお送りします。この中に遺灰を納めていただき、当社に返送していただくと、それを超小型の衛星に格納してロケットで打ち上げます。

最初の打ち上げは2014年夏頃に

シヴェ:最初のロケットは、100程度の申し込みが集まった時点で打ち上げる予定です。予約の集まり具合にもよりますが、時期は2014年の夏頃を考えています。打ち上げは米フロリダ州で予定していますが、希望される方は立ち会いも可能です。

なかなかユニークなサービスですね。

シヴェ:実は、私たちが始める以前から、宇宙で遺灰を埋葬するサービスというのは存在しています。中でも、米セルスティスという会社が有名です。

 ただ、私たちのサービスは従来のそれらに比べて2つの点で特徴があると考えています。

 1つは、値段です。「宇宙で埋葬」というと、高額で、一般の方には無縁のもののように思われるかもしれませんが、私たちはいろいろな工夫を重ねて、1990ドル(約20万円)という料金で提供可能にしました。これは、従来の半額以下です。宇宙で埋葬するというユニークなサービスを、より多くの方に利用できるようになります。

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「20万円の格安「宇宙葬」を日本でも」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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