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オバマ大統領に絶賛された日本人経営者

一般教書演説に日本人で初めて招待された米QEDの創業社長、藤田浩之氏に聞く

2013年10月25日(金)

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 バラク・オバマ大統領が昨年1月に行った一般教書演説に日本人として初めて、藤田浩之氏が招待された。一般教書演説とは米大統領が毎年、年頭に連邦議会上下両院の議員を前に年間の施政方針を示すもの。オバマ大統領は、米国の経済力を復活させるべく製造業の強化に取り組む方針を説明したくだりで、「(米国の)自動車業界は復活しました。これをデトロイトだけのものにしてはなりません。クリーブランドでもピッツバーグでもローリーでもできるのです」と力強く語った。この「クリーブランド」という一言こそが、藤田氏がオハイオ州クリーブランドで創業した医療機器の開発・製造を手がけるクオリティー・エレクトロダイナミクス(QED)の取り組みを指しており、だからこそオバマ大統領夫妻は藤田氏をこの日、招待客としてホワイトハウス、そしてキャピトルヒル(米連邦議会議事堂)のボックス席に招いたのだった。
 かつて東京大学の受験に2度失敗し、一時は失意のうちにあったが、米国に行くことを決断、日本の大学を中退して1988年、22歳で米国の大学に入り直した。以来25年、このほど日本の若い人たちにエールを贈るべく、今日に至るまでの軌跡『道なき道を行け』を出版した藤田氏にその思いを聞いた。

藤田浩之(ふじた・ひろゆき)氏
 1966年奈良県生まれ。88年早稲田大学理工学部を中退し、米イリノイ州のモンマスカレッジに入り直し92年卒業。同年、米国の有名理工医学系大学であるケース・ウエスタン・リザーブ大学(CWRU)の大学院に進学し、98年に物理学で博士取得。97~2000年英国系医療機器メーカー勤務を経て、2000年にMRI(磁気共鳴画像診断装置)向けコイルで急成長するUSAインスツルメンツに研究開発部長として移る。2002年末にUSAインスツルメンツが米ゼネラル・エレクトリック(GE)に買収されたのに伴いGEに移るが、3年弱で退社し、2006年2月にMRI向けコイルを開発・製造するクオリティー・エレクトロダイナミクス(QED)を設立、社長兼CEO(最高経営責任者)に就任、現在に至る。2013年3月には、米国商務省の製造業評議会政策顧問にも就任する。
 このほか、非常勤でCWRU物理学部教授、同医学部放射線学科教授を兼任。CWRU倫理と叡智のための稲盛国際センター、クリーブランド管弦楽団の理事なども兼務する。(写真:大高 和康 以下同)

バラク・オバマ大統領が昨年1月24日に議会で行った年頭の一般教書演説のゲストに、日本人として招待されたのは藤田浩之さんが初めてだと聞きました。

藤田:はい、私自身、そのまさに4日前に突然、ホワイトハウスの方から電話で、一般教書演説に大統領の招待客として招きたいので、1月24日の午後5時にホワイトハウスに来てほしいと言われ、あの時は心底驚きました。

 ご存じの通り、オバマ大統領は2010年に5年間でアメリカの輸出を倍増させるという目標を掲げました。私が2006年に米国のクリーブランド(オハイオ州)で創業したクオリティー・エレクトロダイナミクス(QED)は、MRI(磁気共鳴画像診断装置)の心臓部であるラジオ周波数送受信コイルという製品を開発・製造して、世界各国のMRIメーカーに供給しています。2012年12月期で売上高が2500万ドル(約24億円)と事業規模はまだ小さいですが、生産は100%米国で行い、その9割近くを輸出しています。

 従業員数もこの9月時点で130人弱と増え続けておりまして、新規雇用も生み出していることから、今後の米国の製造業の在り方の1つとして米政府の目に止まったということだ、と後で政府関係者の方々に説明されました。

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「オバマ大統領に絶賛された日本人経営者」の著者

石黒 千賀子

石黒 千賀子(いしぐろ・ちかこ)

日経ビジネス編集委員

日経BPに入社後、英LSEに留学し修士取得。日経ビジネス、日経ナショナルジオグラフィック、日経ベンチャーを経て、2003年日経ビジネスに編集委員として戻る。主に、本誌の「世界鳥瞰」の欄を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師