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「会長」になったのは、間違いだったかもしれません?

第4回 経営体制の組織替え

2013年12月4日(水)

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 2013年6月23日。

 ライフネット生命保険では株主総会終了後に経営陣の人事異動がありました。

 私はライフネット生命保険の会長兼CEO(最高経営責任者)となり、岩瀬君は社長兼COO(最高執行責任者)となりました。

 実は、早くも反省していることがあります。

 私が「会長」になったのは、まちがいだったかな、と。(笑)
 岩瀬君が「社長」になったのも、まちがいだったかな、と。

 ……正確に言いましょう。「会長」「社長」という呼称をつけるのがまちがいだったかな、と思っているのです。出口会長兼CEO、岩瀬社長兼COOではなく、シンプルに、出口CEO、岩瀬COOにした方が良かったかなと。

 理由をご説明しましょう。

 今回の人事の一番の眼目は、代表取締役の分担を明確化することでした。つまり、私と岩瀬君の役割分担を社内外にはっきりしめすこと、です。

 ライフネット生命保険の経営は、創業以来、基本的に私がCEO兼COOとしてやってきました。

保有契約件数15万件突破が節目

 副社長の岩瀬君は、主として対外業務を担っていました。世界経済フォーラムが主催するダボス会議に出席したり、政府のワーキンググループに出席したり、若手起業家たちとの付き合いをしたりするなど、対外的な活動は、岩瀬君がライフネット生命保険を代表してやってきました。

 一方、会社のこととなると、「意思決定」が主な仕事であるCEOの役割も、日々の業務の「執行」が仕事であるCOOの役割も、もっぱら私が1人で担っていました。

 岩瀬君は、総務部、経理部、財務部、数理部、商品開発部、システム部担当の執行役員でしたから、執行役員の中田華寿子さんや樋口俊一郎さんと同列で唯一の対外活動に必要な代表権を持っていることくらいでした。

 ライフネット生命保険は、2012年11月、保有契約数15万件を突破しました。これは創業以来の第1ステージの目標でした。ならば、ここで私と岩瀬君の「経営」の役割分担をはっきり分けよう。これが今回の人事の最大の目的です。

 というわけで、私が会社の経営意思決定を担う最高経営責任者=CEO、岩瀬君が会社の業務の執行を担う最高執行責任者=COOに就任したわけです。こういうとき英語の肩書きは役割分担が明確で実にすっきりしています。けれども、今回私は、日本的な肩書きであるところの「会長」と「社長」を残してしまいました。

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「「会長」になったのは、間違いだったかもしれません?」の著者

出口 治明

出口 治明(でぐち・はるあき)

ライフネット生命保険会長兼CEO

1948年生まれ。京都大学を卒業後、日本生命保険に入社。同社を退職後、2006年にネットライフ企画設立、代表取締役就任。2008年にライフネット生命保険に社名変更。2013年6月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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